アイコン ノザワ・近江窯業・平田タイル/壁面緑化タイル開発

ノザワ(本社:神戸市)は、タイル製造メーカー近江窯業(株)(本社:滋賀県甲賀市)、(株)平田タイル(本社:大阪市)と共同で、タイル面を意匠とした新しいタイプの壁面緑化を開発、出荷対応を7月から行うと発表した。
 本商品は、壁面に緑化植物の登はん補助材を兼ねた特殊タイル(特許出願中)を設置する事により、従来必要であった緑化取り付け金物の設置の必要が無く、従来の壁面緑化に比べ高意匠性でありながら低コストの壁面緑化を実現している。

建築物等の壁面緑化は、ヒートアイランド現象緩和、美観向上、環境負荷低減等の観点より、近年注目を集めてきている。

ノザワでは、2011年5月に業界で初めて壁面と緑化を一体化したアスロックグリーンウォールビルトインタイプを開発発売し高い評価を受けており、2011年度グッドデザイン賞を受賞した。
その様な状況の中、市場からは壁面緑化に対する要望として、従来品とは異なる意匠が求められており、壁面緑化の第二弾として、重厚感のある土系タイルと緑化のコントラストが鮮やかなアスロックグリーンウォールタイルタイプを開発し発売致する。

今回、開発した商品は、長年の実績のあるアスロックタイルハンギングシステム用パネルに専用の植物吸着タイルを設置する事により、従来の壁面緑化で必要であった植栽を登はんさせる為のワイヤー等の金物を無くす事ができ、タイル表面を自然な状態で植物が登る。

ノザワは、「やすらぎと安心の創造」という企業理念の基、重点・成長分野の環境対応事業の取り組みを行い、アスロックグリーンウォールビルトインタイプを始めとする太陽電池一体型システムやルーバー等これからも環境負荷低減に貢献できる商品を開発・販売していく。

登はん型壁面緑化とは、登はん(上に登る)タイプの植物を用い、補助資材(ワイヤー、ネット)に登らせ壁面緑化を構成させるタイプ。

<システム概要>
・タイルタイプ用アスロック
 タイル下地パネルは、押出成形セメント板 総厚62mm×幅550mmに特殊なタイルハンギング形状リブを配置する事により機械的にタイルを施工する事が出来る。
・ アイビータイル
 タイルタイプ用アスロック向けに開発された乾式タイプのタイル。
 タイル表面に塗布された特殊釉薬が水を拡散させ、均一に伝わる。これにより上部より潅水を行う事により壁面全体に水が拡散され壁面全体を道路等に打水した同様の効果により冷す。
・専用潅水支持材
 潅水ホースの固定やメンテナンス(潅水カバーの取外し)が外部から可能にする専用支持材を採用しており、形状をタイルと同形状とすることによりタイルと同じ施工方法で設置が可能となる。
<特徴>
[1]優れた意匠性
 登はん型壁面緑化は、壁面に緑が覆うまでに時間を要す。(1年~3年)従来は、緑が覆うまでワイヤーやネットが表しとなり意匠性に乏しいものであった。
本商品は、タイル仕上げとなっている為、植物が生長するまでタイル意匠となり、導入時から高意匠を確保出来る。

[2]ヒートアイランドの抑制効果
 アイビータイルを使用する事により、ツタ植物と潅水による打ち水効果により壁面全体の温度を抑え、壁面の近傍大気温度を下げる効果が有る。又、壁面を冷却する事により夏場の室内環境改善にも寄与する。

[3]植物生長の向上
 本商品の特徴でもある、壁面上部からの潅水とアイビータイルによる水の拡散効果により壁面を一様に冷却することにより植物がタイル面に付着しやすくなり、植物の生長が従来の壁面緑化より向上する。

[4]施工の簡略化
 当社で長年実績のあるタイルハンギングシステムを採用する事により、簡単にタイルを施工する事が出来、施工の効率化が図れる。

[5]高い安全性のタイルシステム
 タイルを機械的にアスロックに引掛けているので、落下の危険性が無く安心安全な構造。
<対応植栽>
 フィカスプミラ、キヅタ、オオイタビ、ヘデラピッツバーグ等の常緑植物やナツヅタ、ヘンリーヅタ等の落葉植物多彩な植栽が育成できる。

<価格>材工設計価格 32,700円/m2(植栽・潅水費用除く)

<販売計画>平成24年5月 PR開始  7月 出荷対応開始

壁面緑化タイル開発

[ 2012年5月18日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   

↑トップページへ

サイト内検索