諫干百条委が金子氏を告発へ
国営諫早湾干拓事業の営農地に金子原二郎前知事(現参院議員)らの親族企業が入植した手続きを調べる県議会の調査特別委員会(百条委)は19日開き、証人尋問への出頭請求に応じなかった金子氏を地方自治法違反容疑で告発することを賛成多数で決めた。
23日の本会議で可決されれば、現役国会議員を地方議会が刑事告発する異例の事態となる。親族企業に便宜を図るよう関係者に圧力をかけたとの疑惑に対し、金子氏はこれまで複数の証人への尋問で「疑惑は事実無根と明らかになった」として不出頭を伝えていた。
堀江ひとみ委員は「尋問の必要性を判断するのは本人ではなく百条委だ」、小林克敏委員は「疑惑を明らかにする責任が前知事にはある」と、出頭拒否の正当 な理由に当たらないとそれぞれ主張。これに対し瀬川光之委員は「多くの証人が一貫して金子氏の関与を否定した」と反論。採決の結果、賛成8人、反対6人 だった。
金子氏は19日、「証人の人権を侵害する状態が続く百条委は正当性を喪失している。出頭請求は真実発見の美名のもとに個人の名誉毀損(きそん)を企図したもの」との談話を発表した。
一方、告発に賛成した委員ら県議9人は長崎市中心部で、金子氏を批判し再度出頭を求める街頭演説と署名活動を行った。
JC記者・・・瀬川光之委員(自民党金子派)の「多くの証人が一貫して金子氏の関与を否定した」んだからとの、あからさまな谷川・金子擁護論には開いた口が塞がらない。というか強い怒りを感じる。こんな県民無視、権力者べったりの人物を県議にした県民にも問題がある。次の選挙での落選は必定である。
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