アイコン 4月の売上高 百貨店1.3%増、コンビニ10.9%増

<百貨店>

日本百貨店協会は、4月の全国百貨店売上高概況を発表した。
 1.売上高総額  :4,799億円余
 2.前年同月比  :1.3%(店舗数調整後/2か月連続プラス)
 3.調査対象百貨店:86社 249店(平成24年3月対比▲2店)
 4.総店舗面積  :6,292,867m2(前年同月比:▲1.6%)
 5.総従業員数  :85,211人(前年同月比:▲4.7%)
 6.3か月移動平均値 :9~11月▲1.6%、10~12月▲0.4%、11~1月▲0.6%、12~2月▲0.1%、1~3月+4.0%、2~4月+5.1%と上昇傾向を強めている。

4月売上の特徴

 2ヶ月連続の前年同月比プラスとなった。4月は、前年の東日本大震災による自粛ムードから消費マインドが大きく好転したことや、中旬以降の気温上昇などを背景として、この時期主力の春物ファッション商材(衣料品:+2.7%、身のまわり品:+2.7%)に活発な動きが見られ、前月からの回復傾向を維持する結果となった。
 また、高級時計、宝飾品、輸入特選雑貨等の高額商材(美・宝・貴:+7.7%)が引き続き好調に推移したほか、夏場の電力不足に対する節電意識の高まりからクールビズ関連商品(紳士服・洋品:+6.7%)なども売上を牽引する要因となった。
 
<コンビニ>
日本フランチャイズチェーン協会は、4月のコンビニエンスストア売上高を発表した。
<全般的動向>
 今月上旬は北日本にて、また中旬から下旬にかけては太平洋側にて寒気の影響を強く受け、気温の低い日が多かった。低温の影響を受けカウンター商材、ホット飲料が好調であった他、花見や行楽ニーズから米飯、調理パン、惣菜の需要が高まったため、全店・既存店ともに売上高はプラスで推移した。
 また、昨年4月の震災によるたばこの供給不足の反動が、今月の非食品売上高プラス要因の1つとなった。
 既存店ベースでは客数10億9,726万人(前年同月比+1.4%)、平均客単価600.5円(前年同月比+4.6%)となり、売上高は、6,589億円(前年同月比+6.1%)であった。

〔店舗売上高〕全店・既存店ともに7ヶ月連続のプラス
 ・全店ベース
店舗売上高(税別)
2012年4月 7,234億52百万円
2011年4月 6,523億26百万円
前年同月比(%) +10.9%

・既存店ベース
店舗売上高(税別)
2012年4月 6,588億88百万円
2011年4月 6,212億53百万円
前年同月比(%) +6.1%

〔店舗数〕
・全店ベース
店舗数(単位:店)
2012年4月 45,012店
2011年4月 43,122店
前年同月比(%) +4.4%

〔来店客数〕全店は13ヶ月連続のプラス・既存店は18ヶ月連続のプラス
・全店ベース
来店客数
2012年4月 11億9,116万3千人
2011年4月 11億2,374万0千人
前年同月比(%) +6.0%

・既存店ベース
来店客数(単位:千人)
2012年4月 10億9,725万8千人
2011年4月 10億8,218万6千人
前年同月比(%) +1.4%

〔平均客単価〕全店・既存店とも前月より回復
・全店ベース
客単価
2012年4月 607.3円
2011年4月 580.5円
前年同月比(%) +4.6

・既存店ベース
客単価
2012年4月 600.5円
2011年4月 574.1円
前年同月比(%) +4.6円

〔商品構成比および売上高前年同月比〕(全店ベース)
 
 構成比(%) 
 売上高前年同月比(%)
 日配食品 
33.60%
9.80%
 加工食品 
27.20%
4.10%
 非食品   
34.50%
16.10%
 サービス  
4.70%
26.30%
 合  計
100.00%
10.90%
 
[ 2012年5月22日 ]
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