福岡県や福岡市では、暴力団による発砲事件等も多発していますが、その温床や予備軍にもなる可能性が高い引ったくり犯による犯行事件が後を絶ちません。

警察では、狙われているのは女性、自転車のかごは防護ネットの使用を、バックを歩道側に持つ、後方からバイクが来たら振り返る、携帯しながらの歩きはやめる、夜の一人歩き注意などを呼び掛けていますが、一向に減る兆しがないどころか増加しているのが実情です。
こうしたことから、警察では、おとり捜査なども必要かと思われますが、パトカーによるパトロール強化による対策が精一杯のようです。（福岡では発砲事件・組抗争事件・飲酒運転や飲酒事件などが多発しており、警察も多忙のようです）

福岡市は、市職員による贈収賄事件や度重なる飲酒事件により、市職員に対して自宅外禁酒令を発しています。そのため、市としてはひったくり事件対策など及びも付かない状況下にあります。
引ったくり事件の対策は、このままでは市民に協力を願うしかありません。リタイヤ組の健康な人たちを中心に組織化・グループ化して、交代交代で裏通りを巡回してもらうしかないと思われます。福岡市には立派な公民館があちこちにあります、横の繋がりが薄れた都心でも公民館単位にすればよいのではないでしょうか・・・。３ヶ月間だけでも行えば、その効果は絶大なものと思われます。

九州一の人口を誇る福岡市は、観光都市を標榜しています。九州一円・全国・中国などから多くの観光客や買物客が来ています。しかしながら、都市の安全は事件多発で壊れかけており、その対策には、市民が動くしかないのが現実です。このままの状態では、引ったくりが凶悪化していくおそれも高くなります。
市長が、ひ弱で時として短気な若い市長であっても市民が選んだ市長であり、市長がひったくり撲滅できないのでは、選んだ市民が自ら治安を守る必要があるのではないでしょうか。住みよい街づくり、安全な観光都市づくりのためにも。