アイコン 死亡事故に思う「無許可営業」

投稿者=通りすがり

「喉元過ぎれば熱さ忘れる」という故事があります。


ガット船群馬県警は群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡したツアーバス事故で、28日、バス運行会社「陸援隊」(千葉県印西市)社長針生裕美秀容疑者 (55)を道路運送法違反(名義貸し)容疑で逮捕した。運転手の河野化山被告(43)(自動車運転過失致死傷罪で起訴)は道路運送法違反(無許可営業)容 疑で再逮捕した。
発表によると貸し切りバス事業の許可を得ていない河野被告に対して、河野被告のバス4台が事業に使われることを知りながら、同社の名義を使わせた疑い。また、県警は河野被告が日常的に無許可営業を行っていたとみている。

何はともあれ、「不幸にも、亡くなられた7名のお方に心からご冥福をお祈り申し上げます。
長崎県でも海の出来事ではありますが、小型船舶操縦士の免許を所持しない者に運転をさせたとして処罰された●●工業(代表○○○○、長崎市)が、長崎県から長崎港ふ頭用地造成工事(○工区)を請負施工しました。
海上土砂運搬投入の施工に際して、内航海運業法の許可を持たない会社や船舶「陸上で言えば道路運送法であり無許可営業、白トラを意味する」を使用しようと計画して発注者に承認を求めたが、県議らの助言もあり却下されました。
また、彼杵港~西海橋通過~長崎港の海上土砂運搬のルートで真冬の夜の海の航海は危険を伴うので行わないのがセオリーになっています。
企業は暴利を求めたのだろうか、この危険な航海を無謀にも実行した。そして、長崎県はこれを容認していたが県議らの助言もあり、半分以上工程が進捗した後 に平常の昼間航海に切り替えました。奇跡的に事故が発生しないで工事は竣工しました。国民の血税を活用する稚拙で堕落した発注者や請負人に憤りを感じま す。そして群馬県の7人の死亡事故と比較して、無許可営業や不安全行動を是正しないで施工していれば大惨事が起きたのではないかと思うと、恐ろしくて身の 縮む思いがします。
事故は結果で処罰するのではなく、未然に防ぐことを第一にすべきです。そのためには厳格に対処し、官民馴れ合い、持たれあいでは防ぐ事が出来ません。
同工事の完成検査が完了して目的物が、請負業者から長崎県へ引き渡されました。
工事完成評定点は70点です。因みに、不合格は65点以下で、表彰対象者は75点以上です。
その中間の点数を得ていますが、技術力、知識、安全管理、経営姿勢等から、一般的に誰が考えても高得点と思うでしょう。
発注者は「工事完成評定規定」に基づき忠実に評定したとの説明でしょうが、県民、国民が求めている公共事業の遂行と財産と生命を守ることの意義、起きた結 果を問うのではなく、未然に防ぐ考え方に乖離があるのではないでしょうか。県民、国民の代表てあるという認識から、制度や組織を含めた改革が必要ではない でしょうか。
自分らのご都合主義に思えてなりません。

追記、請負業者が違法性の認識がなかったとすれば、余りにも建設業者として稚拙であり適格業者として資質を問われることになり、また、日常的にも行っていたことにもなります。

JC記者・・・・当事者も反省しているようなので○や●にさせて頂いております。

[ 2012年5月31日 ]
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