熊本市東区戸島の「肉の大塚」(肥後赤牛の取り扱いで有名)が運営する温泉施設「天然温泉ぶぶたん」が、下水道のメーターを付けていない配管をつくって温 泉の使用量を少なく見せかけ、１１年間で１億４,０００万円以上の下水道料金を免れていたと見て、熊本市は、当施設に対して、時効とならない５年前からの 料金５６６０万円あまりと過料１億１,３００万円あまりを請求した。
熊本市上下水道局は、通常、温泉施設の下水道料金は、井戸から水や温泉をくみ上げた量から計算するが、この施設ではメーターを付けていない配管を作り、量を少なく見せかけていたという。
施設は、調査を受ける前の昨年２月までに配管を撤去していたが、営業を始めた平成１２年４月からの１１年間で１億４,０００万円以上の下水道料金の徴収を免れていたとみられるという。