アイコン 牛ボツリヌス症で子牛48頭死亡/岐阜県 牛ボツリヌス菌について

岐阜県は6日、岐阜市柳津町の畜産農家で、牛ボツリヌス症が疑われる感染が発生し、子牛48頭が死んだと発表した。

6月5日に岐阜家畜保健衛生所でボツリヌス菌の検査を実施したところ、牛特有の牛ボツリヌス症による毒素遺伝子の陽性反応を確認した。

同県での牛ボツリヌス症の集団感染は初めてで、県は農家に牛の移動自粛を要請し、牛舎周辺の消毒を実施している。県は「人に感染する恐れはない」としている。

県畜産課によると、農家で四つある牛舎の一つで、5月24日から今月6日までの間に80頭のうち48頭の子牛が死に、5頭では立てなくなるなど牛ボツリヌス症の症状が見られるという。
牛舎は、不衛生な状態で、汚物に発生したボツリヌス菌がエサなどを介して感染したのが原因とみられる。
他牛舎への拡散を防ぐため、今後とも、当該畜産農家に対しては、発生牛舎からの牛の移動自粛や、牛舎・堆肥及び農場周辺環境等の消毒徹底を指導している。

<牛ボツリヌス菌>
本症はボツリヌス菌の産生する神経毒を摂取することで発症する。ボツリヌスと言えば、昭和59年の「からしレンコンによる食中毒事件」を思い出しますが、牛ではC,D型菌が問題となり、ヒトとは型が異なる。
カラスが媒介するともいわれるが、カラスが死なないのは何故かなど究明されていない。牛のボツリヌス中毒自体が希なことから、参考文献も少なく法的制約も無いとされる。

[ 2012年6月 7日 ]
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