1年間操業の(有)いずみ商事に補助金返還を求める/鹿屋市
鹿児島県鹿屋市で、国の補助金を使って建てられた「焼酎かす」を再利用するリサイクル施設が、建設され1年間操業して稼動を停止し、競売の手続きが進められていることから、鹿屋市は、施設を経営する農業生産法人に補助金2億5,100万円の返還を求めた。
鹿屋市によると、この施設は市内の農業生産法人有限会社いずみ商事が3年前、鹿屋市下高隈町に約6億5,000万円をかけて建設したもの。
費用の半額にあたる3億2,500万円が、国の補助金として交付されていた。
当リサイクル施設は、「焼酎かす」を飼料などに加工して、畜産農家などに販売していたが、2年後の去年4月に操業を停止、建物などに対して競売の手続きが進められている。
鹿屋市によると、法人の経営者が代わり、焼酎かすの納入が止まったため操業が停止したという。
鹿屋市は、国と協議したうえで事業の継続は難しいと判断し、5月に、減価償却の分を差し引いた2億5,100万円の補助金の返還を求めた。
いずみ商事の担当者は「市の決定は真摯に受け止めている。市民に迷惑がかからないよう操業の再開を視野に事業を引き継げる第3者を探している」。鹿屋市議会は今後事実関係を調べるため地方自治法に基づく百条調査委員会を設けるかどうか協議することにしている。
こうした事業の補助金貰いは、補助金ブローカーが必ずと言ってよいほど介在している。そうしたブローカーが、議員なども巻き込み、補助金取得の裏方を務める。
成果主義で、補助金が下りたら、たんまりブローカー・議員などへ資金が支払われることになる。
どこから、そうしたお世話になった高額な謝礼金(補助金額の5~10%)が捻出されるかは、当然建設関係の方々(下請け・孫請け含めて)から、見積もりより大きい金額で発注され、超過分がバックされて資金が捻出され、支払われることになる。建設コンサル会社への支払も疑われるが、すべて、絵を描いている。

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