アイコン 北九州市29億円債権放棄 コムシティ 西鉄が運営へ

大型商業施設を杜撰な第3セクター方式で開発、2001年11月開業したものの売上不振から1年半で破綻、2003年5月早々と負債額約130億円で経営 会社の黒崎ターミナルビルが破綻、北九州市が運転資金として貸し付けていた34億7000万円のうち29億円あまりが焦げ付いていた。

その後、商業開発会社の口車に乗って沖縄の沖創建設が、2007年12月に24億40百万円で購入(購入資金を出した沖縄の銀行もアホだが)、しか し、当該の商業開発会社のユンディオコーポレーションの尻に火が付き撤退、沖創建設にノウハウはなく、またもやコムシティの前途は暗闇となった。

やっと昨春、北九州市が約3億円を購入することで、ADRを申請して事実上経営破綻した沖創建設と合意、9年間閉鎖状態であったコムシティにやっと再生の光が見えてきた。

北九州市は、コムシティの来春の再オープンを目指して整備を進め、八幡西区役所や夜間・休日急患センターなどの公共施設を入居させることや商業フロアの運営を「西鉄」に任せることを決定、来春の再オープンを目指している。

しかし、当時、運営資金として貸し付けていた29億円余りの不良債権を落としもせず有していたことから、このたび、債権放棄する方針を決め、今月の定例市議会に提案することになった。

北九州市は、黒崎ターミナルビル(資本金6億円)が、自己破産した際にも出資金の損害を出していたことになる。
 

[ 2012年6月 7日 ]
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