アイコン 「赤プリ」こと赤坂プリンスホテル跡地の紀尾井町計画の概要 解体は大成建設

通称「赤プリ」は、日本を代表する建築家 故丹下健三氏の設計による超高層ホテル(138.9m、40階建)、その斬新なデザインは今でも充分通用するが、1983年(昭和58年)に完成して、内 部は老朽化が進んでいる。そのため、ホテルの競争力も落ち、昨年3月で営業を終了した。その後、昨年6月末まで東日本被災地の人たちの避難先として一時的 に利用された。

西武では、跡地の再開発に紀尾井町計画を立案、複合商業施設ビルに建て替える。同計画では、2012年解体(大成建設+西武建設)、2013年に着工、2016年に開業予定としている。(解体は、大成建設が開発したテコレップシステム方式により解体される)

本計画地は、1998年3月に策定された「千代田区都市計画マスタープラン」を基に、2011年8月に「紀尾井町南地区地区計画」の都市計画決定がなされている。

<本開発計画の特徴>
本計画においては、ホテル・オフィス・商業施設からなる「ホテル・オフィス棟」と賃貸住宅である「住宅棟」の2棟を建設する予定。
本計画地を含む周辺は、弁慶濠や清水谷公園などの緑が数多く残り、江戸時代以降の歴史性を有する一方で、赤坂見附駅、永田町駅に近接し地下鉄5路線が利用可能な利便性の高い希少な地域。
その利便性をさらに高め、また当該地域の活性化に貢献するためにも、みどりと歴史に抱かれた「国際色豊かな複合市街地」を目指すべく、開発計画に推進する。

<開発のコンセプト>旧李王家東京邸は残す
本計画は、ホテル、オフィス、住宅などのお客さまのために「ホスピタリティ」あふれるサービスを提供し、何度でも足を運んでいただけるような、また、長期的にご利用いただけるサスティナブルな(持続可能な)魅力溢れる複合施設を目指す。
「環境」「防災」「施設スペック」の充実を図り、快適なオフィス、良質なサービスのホテル、魅力ある商業施設、利便性の高い住宅などを提供し、紀尾井町ならではの新たな付加価値を創造する。
本計画地は30,000㎡を超える広い面積であり、その地上の大部分を緑化することで、弁慶濠から清水谷公園に繋がる広大な緑の空間を生み出すことが可能。また、東京都有形文化財に指定された旧李王家東京邸(旧グランドプリンスホテル赤坂旧館)を再整備・活用することで、歴史的資源の継承および文化的価値の保存にも貢献する。

上記に挙げた各機能及び他の地域にはないコンテンツを複合的に活用することで新たな付加価値を創造する地域開発を推進していく。

西武プロパティーズが「(仮)紀尾井町計画」を推進する。
<計画の概要>

1、<敷地概要>
所在地 :東京都千代田区紀尾井町1-2
敷地面積:約30,400 ㎡
容積率 :600%
地域地区:第2種住居地域、準防火地域、第二種風致地区、第一種文教地区、紀尾井町地区地区計画、紀尾井町南地区地区計画

2、<予定建物概要>(今後変更もあり)
延床面積:約231,400㎡
主用途及び主用途の延床面積:
(複合商業施設棟)
・ホテルホテル・オフィス棟上層に約250室、約25,600㎡
・オフィス賃貸オフィス約109,800㎡(1フロアあたり約1,000坪)
・商業施設低層階に飲食店舗、食品スーパーなど約13,200㎡
(賃貸住宅棟)
・住宅賃貸住宅約130戸、約23,800㎡(超高層100メートル)
(共用)
・その他駐車場約530台(住宅分を含)、バスタクシー乗場など約59,000㎡
◇ 

赤坂プリンスホテル跡地 複合施設ビルと賃貸マンション開発へ
(注)アクセスが多いため、再度作成した。

[ 2012年6月14日 ]
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