アイコン 新日本科学/指宿の「天珠の館」を「指宿白水館」に運営委託へ

天珠の館天珠の館
前臨床試験受託の最大手の新日本科学(出身:鹿児島県)は、鹿児島県指宿市に広壮な敷地(103万坪)を所有し、そこに医療・健康都市『メディポリス指宿』の構築を進めている。

当該敷地内には、長期滞在型リゾートホテル「天珠の館」があり、その運営管理は、これまで当社100%子会社であるSNBL Natureが行ってきたが、この度、「天珠の館」の運営管理全般(施設管理、人事管理、購買、宣伝広告など)を指宿白水館に委託することになった。
指宿白水館は、創業65年の業歴を有し、全国でも高い知名度を誇っている高級旅館。この指宿白水館が、長年にわたり培ってきたホテル運営の経験とノウハウを「天珠の館」の運営管理に導入することにより、高品質で充実したサービスをお客様に提供できることが期待されることから、今回の運営管理委受託契約の締結に至ったとしている。

同社は医療臨床試験の委託事業で伸びてきたが、製薬会社の主力薬品特許切れの2010年問題やリーマンショック後における製薬会社の投資抑制の影響を受け、前々期よりマイナス決算となっており、子会社部門での赤字を減らす狙いがあると思われる。
また、FDAからGLPの改善指示書を受けたこともマイナスに作用しているものと思われる。
経営は、旨くいくときは何やっても旨くいくが、一端旨くいかなくなると何やっても旨くいかなくなる。試練の時か。

[ 2012年6月19日 ]
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