数日後、別の架空会社の社員から女性宅に電話があり「１０００万円分の金山譲渡権を２倍で買い取る」と持ち掛けた。
　女性は４月１９日、パンフレットを送った会社の社員という男に現金１０００万円を渡したほか、６月１日までの間５回にわたり計４８１０万円をだまし取られた。
自宅や喫茶店に現れた男女計３人に現金を直接手渡したという。家族が不審に思い今月中旬、同署に届け出たという。
　菱刈鉱山の持ち主の住友金属鉱山もえらい迷惑である。

詐欺グループもパンフレットを作成しており、全国の金持ちに送りつけていると思われる。送付先は、裏世界で販売されている詐欺用の金持ちリストなどから、リストアップして、パンフレットを送りつけ、電話勧誘を行い、話相手になった人物には徹底的にマーク、詐欺をはかる。
オレオレ詐欺に始まり、未公開株詐欺、投資セミナーを開催しての各種投資詐欺、ネットでＨ画面を覗いたとした架空請求詐欺、還付金詐欺、交際クラブ詐欺、リゾートホテルなどの会員権詐欺、アフリカ金鉱詐欺、ロシア金鉱詐欺、詐欺にあった原野の買取詐欺などなど、詐欺は常に新商品を開発する営業の達人たちであり、営業マニュアルも徹底、問答集ほか一般企業の追随も及ばない代物である。

詐欺師の口車に乗った８２歳の金持ち老婆はお金を持て余していたのであろうか。