アイコン 硬直化し柔軟性をなくしたソニー ストリンガー氏に4億5千万円の報酬

ソニーは27日開示した有価証券報告書で、ハワード・ストリンガー会長(1944年生、同日付で取締役会議長に就任)の2012年3月期の報酬が4億4,950万円だったと明らかになった。

同社は12年3月期に、過去最悪となる▲4,566億円の純損失を計上し、4期連続の赤字に陥った。このため業績連動分を返上し、前期の8億6,300万円から大きく減少したものの、国内企業有数の高額であることは変わらなかった。
ソニーのお人よしもここまで来れば、もう終わりかと思われてくる。
ここ3年間の業績を見た場合、▲7,570億円の赤字を露呈させている。その経営責任は会長にもあるということは明々白々である。既に68歳となった老人のストリンガー氏を、取締役で温存させたうえに、ソニーの最高決議機関である取締役会議長にまで就任させている。今年も数億円の報酬を支払うのは目に見えている。
 
現経営陣が、将来の自らの利益のためか、会長が会長職から退くのはこれまでの赤字から当然であるが、新たに取締役会議長に就任させるという蛮行を行っている。
もう救いようがなくなったソニーと見た方が賢明である。最後の切り札として、血筋の経営感覚を発揮できるかもしれない盛田氏に経営をやらせたら如何だろうか。
 
ソニーは、大きく世界の時間軸が変化している中で、過去のキャリヤなど無用の長物、若き経営感覚が柔軟な社長を抜擢すべきだろう。
 
平井社長(52歳)は、ストリンガー氏に対しおべっか使うようじゃ既に若年寄り。これでは経営感覚を大きく損ねていると言われてもしかたあるまい。全経営陣についても言えることであるが。
 
今ソニーに求められているのは、柔軟性を持った若き経営陣であり、55歳以上は顧問でもつき、若き経営陣をサポートすべきである。また、いくら若くても業績において、大きく計画を損ねた経営者は失格者たる者として、即刻降格させるべきだ。そうしたことから、若い社長に任せられる、オーナーのようなカリスマ重鎮も1人必要だろう。見渡してもいないが。
 
<この大赤字の経営責任は誰が取る>
ソニーの業績推移(連結)
連結/百万円
2010年3月期
2011年3月期
2012年3月期
売上高
7,213,998
7,181,273
6,493,212
営業利益
31,772
199,821
-67,275
経常利益
26,912
205,013
-83,186
当期利益
-40,802
-259,585
-456,660
 
[ 2012年6月28日 ]
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