アイコン 中国自動車事情2題 広州市車両購入制限実施 トヨタ今年100万台へ手応え

<広州市の車両販売規制>
広州市では、交通渋滞緩和策で、年間12万台の販売台数(月1万台)に制限することを検討する報道がなされている。そのため、中国の自動車産業株は2日、軒並み下落、▲2.5%(重慶長安汽車)から▲9.0%(上海汽車)下落している。
広州市では、こうした販売登録制限を1年間試験運用し、結果により今後の方策を練るという。
上海郊外でタクシーに乗ったが、一般のバイパス道を高速道並みに飛ばすわ飛ばすわ、交通事故の情報は中国からなかなか伝わってこないが、かなりの事故も発生しているものと思われる。

中国では、道路のインフラ整備を急速になされてきたが、それ以上に車両が増加しており、渋滞問題、環境問題等深刻さを増している都市が多くある。
もしも、他都市が広州市を真似てこうした対策を採用した場合、自動車の売上台数は、不況とも重なり、急激に減少するおそれもある。
なお、広州市の人口は1,270万96百人(2010年、総人口)、沖縄の除く九州7県の人口1,310万人に匹敵する。

<トヨタ中国の6月>
トヨタは、中国市場での6月における販売台数を2日発表した。それによると、販売台数は中国の販売パートナー2社を含めて、前年同月比18.6%増の70,500台となった。昨年は東日本大震災によりサプライチェーンが寸断されており、そう喜んでばかりいられない。
なお、1月~6月までの販売台数は、前年同期間比24.9%増の442,500台となったとしている。トヨタ中国の今期の販売目標台数は100万台、2011年が前年比4.4%増の883,400台であったことから、100万台突破は充分可能と思われる。
先般、トヨタ中国の車両販売状況がTV放映されていたが、販売システムの改善だけでもかなりの売上増になっているようだ。しかし、今後の展開は、トヨタ車は買いたいが高いという中国人が付けたレッテルを剥がすため、敬遠している客(殆どの中国人)に対して、中国人が好きな中小型車で、他社と競争できる低価格車を投入できるかにもかかっていると思われる。それにしても、中国人の運転は韓国人同様荒いことから、品質レベルを落とすこともできず、車の造りも大変だろう。
 

[ 2012年7月 3日 ]
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