アイコン 大黒天物産(2751)/5月決算 増収増益

岡山地盤の食品ディスカウントストアの同社は、小売業界について、長引く景気低迷から消費者の節約志向が恒常化し、加えて業種・業態を超えた価格競争の激化により厳しい経営環境が続いている。
このような経営環境下、当社グループでは新規出店として大阪府に4店舗、広島県に3店舗、岡山県に2店舗、さらに新たなエリアとして福井県に1店舗の計10店舗を出店した。
また、平成24年6月より毎月購買頻度の高い商品約100品目を通常より2割から5割引きした「大黒天感謝価格」として提供した。

これらの結果、当期の売上高は976億3百万円(前期比9.2%増)、経常利益は46億2千4百万円(前期比0.7%増)、当期純利益は法定実効税率の変 更に伴う繰延税金資産等の減額の影響として1億7千1百万円があったことなどにより23億9千2百万円(前期比6.8%増)となった。

また、次期の見通しについては、東日本大震災に起因する電力不足などに伴う生産活動の停滞や消費の冷え込みで景気の下押し圧力は高まっており、当面、景気は足踏み状態となる公算が大きく景気回復には時間を要するものと見込まれ、引き続き厳しい経営環境が続くと思われる。小売業については、大手企業のディスカウント業態参入など価格競争は一段と激化すると予想される。

このような状況下、当社グループは10店舗の新規出店と将来のための優秀な人材確保と教育体制の確立を計画しているとしている。
同社のニーズは、不況により高まっており、無謀な消費税増税では、さらに同社のニーズは高まるものと推測される。水巻店で見る限り、とにかく安い。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
09年5月期
73,451
3,585
3,550
1,802
10年5月期
80,190
4,170
4,166
2,221
11年5月期
89,364
4,612
4,593
2,240
12年5月期
97,603
4,599
4,624
2,392
前期比
109.2%
99.7%
100.7%
106.8%
13年5月期予想
113,900
4,870
4,900
2,540
13期予/12期比
116.7%
105.9%
106.0%
106.2%
 
[ 2012年7月11日 ]
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