米マイクロソフト/上場初の第2四半期赤字露呈 62億ドルの評価損
米マイクロソフトが19日発表した第4・四半期(4~6月)決算は、最終損益が赤字となった。
オンライン部門の評価損が響き、1986年の上場後初めて四半期決算が赤字に落ち込んだが、その数値は予想より良かったと受け止められている。
評価損を除いた、10月の「ウィンドウズ8」発売に関連した繰延売上高を勘案したベースでは、業績は市場予想を上回っている。
最終損益は▲4億92百万ドルの赤字。前年同期は58億70百万ドルの純利益。
同社は今月、5年前に買収したオンライン事業につき、62億ドルの評価損を計上すると発表していたため、最終赤字は予想されていた。評価損を除けば、前年同期の業績とほぼ一緒となる。
売上高は、4%増の180億ドル。業務ソフト「オフィス」は好調だったものの、基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を搭載したコンピューターの販売低迷が足を引っ張った。
市場リサーチ会社のガートナーとIDCは、世界のパソコン販売は、第2四半期、▲0.1%減少しているとしている。パソコンメーカーが苦しい。
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