シャープ/幻想だったか亀山モデル Q1:▲1千億円露呈 希望退職者募集へ
シャープは、2012年4~6月期連結決算で、純損益が1千億円前後の赤字になる見通しになった。弱り目に祟り目の米価格カルテル制裁金(米司法当局との和解金)約155億円も計上してのこと。
今後同社は、大規模な人員削減を検討、国内外従業員約6万4千人(5月末時点)のうち、数千人規模が削減対象となる。
大幅な赤字は、同社の主力製品である液晶パネル事業の不振が主要因。
一過性の地デジやエコポイントに完全に浮かれ・ボケ、韓国勢に奪われつつあった当時の世界市場を見放したことに、こん日の日本家電業界の衰退の主因がある。
過去、欧米の既存家電業界を日本の家電業界が駆逐したように、今、日本家電業界が韓国・中国勢にその場を追われており、同じ土俵で戦っても勝目はない(サムスンの今期3兆円に及ぶ研究・設備投資額だけでも驚愕に値する)。韓国勢が中国勢に取って代わられるのも時間の問題。時代の流れに棹さすことはできない。
日本国や日本の家電業界に求められているのは、iPhoneやウォシュレットのようなアイデアなのであるが・・・。
家電も車もガラパゴス化してきている。
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
コメント