アイコン 日本初のカジノ船、上海航路で実現 パナマ船籍 法務省OK

ハウステンボスの子会社が、本年2月就航させた客船オーシャンローズ号による「上海航路」、日本の法律が適用されない公海上に限定して、客船内でカジノ営業が開始された。

上海航路は、ハウステンボスの子会社が2月29日から長崎と上海間で就航させたもの。もともと、上海からハウステンボスに集客するため運航を開始。 しかし、料金が安いにもかかわらず、乗船客が低調に推移したため休航、約2ヶ月間かけ、船舶をカジノ仕様に改装していた。(中国の経済不況や福島原発での 水爆の影響もあり)

7月25日運航を再開、上海へ向け長崎港を出航した。今回の航路から、カジノ営業のほか、長旅を楽しめるショーなどの娯楽も提供している。

カジノ営業は、国内では禁止されているが、上海航路の船籍は、カジノが認められているパナマ船籍、また、営業は、日本の法律が適用されない公海上に限定して行われ、法務省でも、法律上まったく問題ないとしているという。

このカジノは、海外企業が運営、この企業から、パナマにあるハウステンボスの関連会社に、テナント料が支払われる。

ハウステンボスの澤田社長は、上海航路を計画した段階から、公海上のカジノ営業を打ち出しており、用意周到にカジノ営業を実現したものと思われる。
しかし、カジノには、ショーと酒とオンナが付きモノ、最後のモノはどうするのであろうか。

<日本でもカジノの門戸を開いたH.I.S.澤田会長>
今回、法務省が、公海上といえども実質日本の会社が運航する船舶上で、カジノを許可したことから、外国船籍のカジノ専用船舶(なければ造る)を、日本沖合44キロ(1,852m×24海里=接続海域外)以上の公海に浮かべ(停泊)、ショーと酒とオンナ(またはオトコ)付きのカジノが可能となる。オンナは、自由恋愛志望の女性を船内クラブに配置すれば何も問題なかろう。

カジノ経営は、パナマでカジノ許可を持つ会社とタッグを組むか、小さな許可を持つ会社を買収するか、パナマで会社設立してカジノ許可を取るか。

キーポイントは、公海上、外国船籍、日本にはないカジノの営業許可を持つ業者がカジノを運営することだけのようだ。

日本でのパチンコやスロットも換金できるという点ではカジノ(=洋風バクチ)そのものであり、パチンコは良くて、カジノは駄目という理屈は通らない。大きな利権が渦巻くこれまでの既得権者保護行政は如何なものかと思われる。イロイロな規制をかけ、その対応に天下り団体を作るという利権構造問題だけはどうしても納得できない。天下り撲滅を。

パナマ船籍船:パナマ船籍にすると、税金等の船舶にかかる費用が安く済む(固定資産税)。パナマは、簡単にペーパーカンパニーを作ることができる。船員は乗船する船舶の国籍の海技免状が必要であるが、パナマの海技免状は、簡単に取得できる。
ということで、実質日本船でも船籍をパナマ船籍にしている便宜置籍船所有の大手海運会社(日本+外国)が殆どである。
同じような船舶のタックスヘブン国としては、アフリカのリベリアが上げられる。

領 海  :12海里(1海里=1,852m) 約22km
接続海域:24海里 約44km
排他的経済水域:200海里 約370km

 

[ 2012年7月27日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   

↑トップページへ

サイト内検索