アイコン JR東日本(東日本旅客鉄道)/第一四半期  業績回復 人の動きが活発化

1、同社の第1四半期における運輸・鉄道事業は、前期の東日本大震災による影響の反動などにより、当社の鉄道輸送量が前年同期を上回ったことなどから、売上高は前年同期比14.9%増の4,506億円、営業利益は前年同期比89.3%増の964億円となった。

 
2、駅スペース活用事業
駅スペース活用事業は、「エキナカ」の価値を最大まで引き出す「ステーションルネッサンス」を推進し、「グランスタ」(東京)の新エリア「丸の内坂エリア」を開業した。また、「地域再発見プロジェクト」の一環として、上野駅において岩手や新潟などの魅力を伝える産直市を開催した。これに加え、前期の東日本大震災による影響の反動および前期に全面開業した「エキュート品川サウス」(東京)や「エキュート赤羽」(東京)の増収効果などにより、売上高は前年同期比10.3%増の1,034億円となり、営業利益は前年同期比43.7%増の93億円となった。
 
3、ショッピング・オフィス事業
ショッピング・オフィス事業は、「ルミネ新宿」(東京)や「エスパル福島」(福島)などのリニューアルを実施するとともに、既存店舗の活性化および集客力のあるテナントの導入を引き続き推進した。また、「JR南新宿ビル」(東京)が本年6月に竣工したほか、「JR神田万世橋ビル」(東京)の来年1月の開業に向けた工事を着実に進めた。これに加え、前期の東日本大震災による影響の反動および前期に開業した「ルミネ有楽町」(東京)の増収効果などにより、売上高は前年同期比3.3%増の592億円、物件費等の増加などにより、営業利益は前年同期比▲0.5%減の179億円となった。
 
4、その他
ホテル業は、「東京ステーションホテル」(東京)の本年10 月の開業に向けた準備を進め、本年5月から宿泊予約を開始した。
広告代理業では、大型液晶ディスプレイを用いた駅広告媒体「J・ADビジョン」や、車内映像広告「トレインチャンネル」の販売促進に努めた。
クレジットカード事業は、年間の利用累計額に応じてポイントを加算する新サービス「ビューサンクスボーナス」(対象カード限定)を開始したほか、「いわてデスティネーションキャンペーン」に連動した利用促進策を展開した。
Suica電子マネーは、新たに「ダイバーシティ東京 プラザ」などでの決済サービスを開始するなど、市中等の加盟店開拓を積極的に推進し、当第1四半期連結会計期間末現在で利用可能な店舗等の数は約181,640となった。
また、本年4月に、東急車輛製造の鉄道車両等製造および販売に係る事業を吸収分割により承継した会社の全株式を東京急行電鉄から取得し、新たに(株)総合車両製作所として子会社化した。
同社を中心に、鉄道車両製造事業を当社グループの「経営の第4の柱」として確立すべく、鉄道技術をリードする企業グループとして、国内のみならず、海外での事業展開に挑戦していく。
その他の部門業績は、前期の東日本大震災による影響の反動に伴い、広告代理業などが増収となったことなどにより、売上高は前年同期比6.3%増の1,156億円となったが、新規連結に伴う費用の増加などにより、営業利益は前年同期比▲17.2%減の16億円となったとしている。
 
第一四半期におけるJR東日本の運輸鉄道以外の売上高は2,782億円で全体の43.1%を占めている。
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期第1四半期
568,959
78,170
54,898
22,387
13年3月期第1四半期
645,324
125,935
107,503
59,091
前年同期比
113.4%
161.1%
195.8%
264.0%
13年3月期予想
2,637,000
378,000
292,000
163,000
12年3月期実績
2,532,173
360,024
272,182
108,737
11年3月期実績
2,537,353
345,086
254,564
76,224
10年3月期実績
2,573,723
344,848
235,137
120,214
今期予想/前期比
104.1%
105.0%
107.3%
149.9%
 
[ 2012年7月31日 ]
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