アイコン 関電 9月は電気値下げ/大ガス 高値買いのガスは値上げ

関西電力の9月の電気料金は、原油価格が下がったことから4ヶ月ぶりに値下げされる。一方、大阪ガスは、天然ガスの価格が上がったことから4ヶ月連続で値上げされる。料金算定基準の4月~6月までの原油の輸入価格が下がったことによる。
関西電力によると、9月の電気料金は、標準的な家庭で8月より18円下がって6892円になるという。

 一方、大阪ガスでは、9月のガス料金は、標準的な家庭で8月より6円上がって6151円になる。これは天然ガスの輸入価格が上がったことによるもので、ガス料金の値上げは、4ヶ月連続になる。

天然ガスは、シベリアからパイプラインで欧州や中国へ売却されているが、価格は、単位10ドルとされ、一方、日本が中近東から購入している価格は、新規に穴掘った代金もコスト高となっており、16ドル~18ドルとされている。アメリカのシェールガス(天然ガスの一種)は、2.5ドル~4ドル(価格は全部ロイター通信の直近記事より)とされており、日本の電力やガスの独占企業は、いくら高く買っても消費者への値上げで、回収できることから、企業努力が全く損なわれているようである。

天然ガスは、大輸入国であったアメリカが、シェールガスの採掘で、これまでの半分以下しか輸入しておらず、価格が上がる要素はない。福島原発の水爆で、火力発電用に大量に天然ガスを輸入するようになった日本に対して、中近東の王様と採掘するメジャーの連中は、日本の足元を見て、値上げ攻勢を仕掛け、日本を完全に馬鹿にした価格で売りさばいているのが実情とされている。世界の笑われ者。

[ 2012年7月31日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   

↑トップページへ

サイト内検索