アイコン <大津市立皇子山中学校いじめ自殺問題まとめ> 嘘つき大津市教育委員会 高島市や悠君も

これまでの報道を見ていると、皇子山中学校担当教師、皇子山中学校、皇子山中学校PTA、大津市学校教育課、大津市教育委員会、大津市、滋賀県警・地域社会などそれぞれに大きな問題があったことは歪めない事実のようだ。

 

<次々に隠蔽体質が明らかになる大津市教育委員会>

<嘘付き大津市教育委員会、実際は227人も回答>
産経新聞2012.7.7(抜粋)
・・・市教委が自殺直後に全校生徒(859人)を対象に行ったアンケートで男子生徒が「暴力」「いじめ」を受けていたとする回答が、伝聞も含めて計227件あったことが7日分かった。
「毎日殴られていた」「(「いじめ」たとされる同級生が)『家族全員死ね』と言っていた」など生々しい記述があり、同級生らへの詳しい調査を行わなかった市教委の対応が改めて問われそうだ。
 大津市教委は、男子生徒の自殺から約1週間後の昨年10月17~19日、全校アンケートを実施。「自殺した生徒について知っていること」と「自分の現在の気持ち」を尋ね、全校生徒の約4割に当たる336人が記述式で回答を寄せた。
 
産経新聞の取材によると「直接目撃した」との申告は、回答全体の約3割となる104件(記名67件、無記名37件)
「男子生徒に『おまえの家族全員死ね』と怒りながら言っていた」「体育大会で集団リンチのようなものに遭っていた」「(「いじめ」たとされる同級生が)亡くなる2週間前に殴ったり頭をふんだりしていた」など、具体的な回答も目立った。
 
内容別では、伝聞も含めると「暴力」は114件、「いじめ」は113件。「(男子生徒が)口の中にハチとかカエルを入れられた」「(「いじめ」たとされる同級生が)あざができたら先生にばれないように伏せさせた」という回答もあった。
 「お金」は13件で、「(男子生徒が)万引をしたくないからお金を渡していたと聞いた」との内容も。その他の項目では、「いじめ」たとされる同級生が「『まだやることがあったのに』『何や、死んだんか』という発言をしたらしい」という伝聞情報もあった。
 
 大津市教委は集計後、記名回答した生徒からの聞き取りで信憑性が高いと判断した一部の内容しか公表しなかった。
以上。
 
2月11日 産経新聞(抜粋)
・・・死亡の前日、男子生徒は加害生徒の一人に「ぼく死にます」と電話していた。死亡後、加害生徒は電話があったことについて「あほや、あいつ」とほかの生徒に話し、「死んでほしかったしよかった」と話したことも判明している
市教委と中学校は、男子生徒の死後、全校生徒を対象にアンケートし、男子生徒が加害生徒から「いじめ」を受けていたことを確認。昨年11月2日、「いじめ」の事実を発表したが、死亡との因果関係は不明とし、「学校側の調査には限界がある」として調査を終了している。
以上
 
2012.2.24 産経新聞(抜粋)
・・・しかし、9月末にも担任が暴力を見た生徒から「あれ、いじめちゃうの」と報告を受けていたことも知った。担任は、生徒の報告を受けて男子生徒に問いただしたが「大丈夫、何もない」との発言を真に受けて適切な対応はとらなかった。
担任は、暴力を見ても「ひどいなと思うこともあったが、「いじめ」とは思っていなかった」という。校長は男子生徒が亡くなった当初「「いじめ」は把握していない」と発言していた。
以上
 
「いじめ」られている子供は「大丈夫、何もない」と発言しない限り、さらに暴力がエスカレートする恐怖から、そうした発言しかできないことを理解もできない教師が担当教諭であったことが、亡くなった中学生の最大の不幸でもあったと思われる。それも亡くなった生徒は、何回も担当教諭に相談の電話を入れていたという。
 
自殺後のアンケートでは、「いじめ」を記名回答した中学生に対して、関係者は犯人扱いでもするような詰問の仕方をしたと思われ、その結果、恣意的とも取れる市教委の勝手な判断や誘導により、信憑性が高いと判断した極一部の内容しか公表しないという事実が判明している。こうした隠蔽体質こそが、大津市教育委員会や皇子山中学校の教育関係者の問題の根深さを如実に表しているといえる。
 
また、回答の中には「同級生が男子生徒を脅して銀行の口座番号を聞き出し、金を取っていた」とか、「銀行の番号を無理やり言わせて遊ぶためにお金を使っていた」と書かれていたというが、自殺した中学生の父親は9月26日、担当教師に子供のお金のことを直接相談した記録が、市教委の記事録に記載されている(前回、掲載した記事録にあり)。それだけでも自殺後であっても金銭脅迫事件として調査する必要があるのではないのか。
実際の証拠集めは警察が当たるにしても、市教委が証拠集めしたり、判断することではない、また、そうした権限も法的にはない。公務員特有の事なかれ主義や隠蔽体質により警察への相談もなされていない。
 
全学年859名の内、227名も「いじめ」にあっていたことを知っており、アンケートにそれを記載、直接見た中学生も104名にも上る。これだけ多く中学生が、「いじめ」があっていたことを記載していることは、クラスだけではなく、学年・学校全体に知れ渡っていた「いじめ」であり、その結末が自殺となった事件といえる。
 
皇子山中学校の教育者や市教委は、とぼけているのか、誰かをかばっているのか、逃げているのか、事なかれ主義による自己保身なのか。
 
自殺した中学生は、先生たちが、とぼけないように、逃げられないように自殺したものでもあろう。担当教諭・教頭・校長・教育委員会の委員長及び教育長は、懲戒免職に値する事件でもある。
 
<記者会見でも嘘つく大津市教育委員会>
<幕引きをはかった大津市教育委員会の平成23年12月15日の定例会議事録>
委員長 岡田隆彦、委員(委員長職務代理者)竹内孝子、委員 饗場貴子、委員 本郷吉洋、
委員(教育長)澤村憲次。(参加者)
1 当該生徒(A君)に係る事実の経過について(抜粋)
<学校教育課長>
1学期から夏休みまでは、友人関係で気になる状況はありませんでした。9月以降は、友人とじゃれあったり、ふざけあったりする場面が見られ、時折ふざけが過ぎる等の気になる場面では、担任がA君を心配して声をかけることが数回ありました。
9月末か10月初旬、担任が、クラスの生徒から「いじめでは」との声を聞き、放課後、担任がA君に確認するが、「大丈夫、互いにやってるし」との返答でありました。
 
10月5日(水)に、クラスの生徒から「トイレでいじめてる」との声を聞き、担任がトイレに駆けつけました。到着した時点では、既に終わっていましたが、A君と他の1名の生徒(B君)との「けんか」があったとして、帰りの会終了後、両者を教室に残し事実確認と指導し、その場で両者謝罪しました。その後、担任はB君を先に帰してA君から改めて聞き取りを行い、A君からは「大丈夫、B君とは友達でいたい」との返答でありました。
その後、両保護者に連絡して来校を要請し、それぞれの保護者に別々に事実の説明を行いました。この時点では、「いじめ」についての認識はありませんでした。
10月11日(火)に、A君がマンションから転落し死亡
・・・以上。
 
これらのことは、市教委の公表外で暴露されたアンケート内容やマスコミの直接取材による中学生の証言で、殆どがデタラメであることが、証明されている。作文している。
 
こうした事件は、スポンサーが絡まないことから、異様に力を発揮しているマスコミ各社であるが、このような問題は、全国にあり、教師や教育関係者に警鐘を鳴らすためにも長期にわたって頑張ってもらいたいものである。特に産経新聞は、当初よりこの問題を追っかけており、報道し続けている。
 
大津市は当裁判で、無意味な戦いはせず、無用な弁護士費用を税金から支出せず、即時和解するか、公判を停止させ、市が設ける特別調査委員会の調査報告を見守るべきである(特別調査委員会設置にも金がかかる)。
さらに、担当教師や教頭、校長、教育委員会の委員は全員、現在の役職から即日外すこと。
こうした事件の中で生徒に信用されない教育者が、そのまま教職にとどまることはあってはなるまい。
 
また、教育委員会の委員や関係者は、事件を早期に収束させ、隠蔽しようとしたことだけは間違いなく、上部機関に相談することもなく、自らが調査の限界を認め、その責任を放棄しており、全員辞任するか任命権を持つ市長が解任すべきである。
 
事件加害者の関係者と見られる人物は、皇子山中学校の自殺問題に関し、例として「明石花火大会の雑踏事故は、当時の警察副署長が刑事被告人として公判が開かれているが、事故で子供を亡くした親は、英雄気取りでマスコミの取材に応じて、責任転嫁に終始している。」と記載し、亡くなった子の親が悪いとまで言い切っている。
 
<滋賀県高島市でもいじめ事件があった>
産経新聞は2011.12.3全裸、排泄物…えげつなさすぎる滋賀「いじめ」」と題して次のように発信していた。(抜粋)
滋賀県高島市で(2011年11月11日)。・・・逮捕された3人は、男子同級生(15)を全裸にさせ撮影、その際、同級生に無理やりピースサインのポーズをとらせたうえで、排泄する姿勢を強要して写し、その画像を携帯電話のメール機能を使い、複数の同級生に送付していたという。さらに、撮影後暴行し、排泄物を持たせて教諭の車にすりつけさせていた。
 
県警に、強要と暴力行為処罰法違反の疑いで逮捕された高島市立中学校3年の男子生徒3人は、「からかい半分でやった」などと供述しているとされる。
学校側が、いじめに発展しそうな行為を認識したのは今年(2011年)6月。しかし、「いじめ」として市教委に報告していなかった。事件に発展する「兆し」はなぜ見過ごされたのだろうか…。と綴っている。
 
さらに、
<青木悠君リンチ殺人事件>
2001年3月『下半身に交通事故の重い後遺症を持つ青木悠君リンチ殺人事件』の青木君も皇子山中学校の卒業生で、高校生の時「いじめ」にあい、身障者であることが原因で惨殺された。当事件では、2007年10月、民主党の馬鹿な平岡秀夫議員(元大蔵官僚、岩国市出身)が、TV番組で「加害者の人に死の恐怖を味わわせるという気持ちで○○さん(被害者の母)が、本当に幸せというか納得できるとは思えない」「むしろ悪いことをした子供たちは、それなりの事情があってそういうことになったと思う」と発言した。『殺す側にも理由がある』と暴言を吐いたのだ。(ネットで大問題となり平岡秀夫はネットで謝ったが、2011年11月、彼が法務大臣となり、国会でそのことを追及され、暴言から4年も経ち、直接惨殺された悠君の母親に詫びている)
 
滋賀県では、こうした最悪な事件が発生してきたにも関わらず、「いじめ」そのものがなくなるような現場教育者の教育システムを考えてこなったことに今回の問題が起因していると思われて仕方がない。これを教訓に加害者も被害者も出ないような現場教育システム・地域社会及び取り巻く環境をみんなで考え構築してもらいたいものだ。今回のような市の教育委員会が自らもみ消す「隠ぺい工作委員会」では、決して、「いじめ事件」はなくならないし、問題解決にもならない。
 
女性市長・女性知事だからこそ、力を発揮してもらいたい分野なのであろうが・・・
市長の記者会見は、自己保身のような発言に見えてしまい、またそうした涙に見えてしまった。ヤル気があるならヒステリーを起こしてでも、現行の教育委員会のメンバーを即刻解任し再編成すること。また、大津市が「いじめ」を認めようともせず、「「いじめ」とはいつ誰によってどういう行為が起こったのか明らかにせよ」と被害者り親に迫る答弁書を求めるような弁護士は即解任・市の顧問からも解任し、市長としての立場を明確にすべきである(この弁護士は、生徒へのアンケートでも、「いじめ」や自殺練習を記載した生徒に対して、こういうふうに迫らせたのであろうか)。それが重たくてできなければ、即刻辞任すること。当事件で涙を流し絶句した橋下のパワーを少しは貰えばよいのだが・・・。

 

大津市いじめ町ぐるみ隠蔽問題まとめ

[ 2012年7月 9日 ]
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