アイコン 結核病棟になってしまった青梅病院(東京都)

日本での2010年の新規登録患者数は23,261人、罹患率は人口10万人対18.2。患者のうち高齢者の占める割合が高く、70歳以上は51.2%、80歳以上は29.7%。
結核は、結核菌を含む飛沫核の吸入による空気感染が主で、結核患者からの咳、くしゃみ、唾より感染する。世界では、人口の三分の一が結核菌に感染しており、毎秒の単位で感染患者が発生しているとされる。

そうした結核が、青梅病院(医療法人財団岩尾会「東京青梅病院」東京都青梅市富岡3-1254)で、入院患者や職員78人が感染していることが判明。そのうち10人が発病しているという。
今年2月に入院患者の2人が肺結核と診断され、東京都保健所が入院している患者や職員を(もたもたして)6月までに健診、78人が感染していることが判明したという。
当初判明した60台の男性患者は、肺炎により4月に死亡している。

日本での結核は、予防法が確立され、予防接種を学生の時、全員が行っており、患者数も戦前に比較し激減しているが、発症すると怖い病気であることに変わりはない。
世界では2004年調べで、死亡率および罹患率は、慢性活動性患者が1460万人、発症した患者が890万人、うち160万人が死亡している。その大部分は発展途上国であるが、先進国においても、免疫抑制剤を使用している患者やエイズの患者、薬物乱用などにより増大傾向にあるという。

 

[ 2012年7月10日 ]
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