韓国の政治事情　李明博大統領の実兄逮捕 | JC-NET（ジェイシーネット）

韓国の政治事情　李明博大統領の実兄逮捕

韓国最高検察庁は１０日、金融機関や企業から巨額の違法資金を受け取ったとして、あっせん収賄などの疑いで、李明博大統領の実兄である李相得前議員（76）を逮捕した。
李大統領周辺では、側近が不正で相次いで摘発されているが、親族の逮捕は初めて。
貯蓄銀行会長が「大統領選当時に李相得に３０億ウォン渡した」と証言していた。

李明博の盟友鄭斗彦議員の逮捕同意

与党・セヌリ党と野党・民主統合党（民主党）は、11日に国会本会議を開き、無所属の朴柱宣議員とセヌリ党の鄭斗彦議員に対する逮捕同意案を採決することで9日に合意した。

朴議員は公職選挙法違反により1審で懲役2年の判決を受け、鄭議員は貯蓄銀行から不正資金を受け取った疑いが持たれている。

鄭斗彦議員は、李明博大統領の当選に貢献した人物で、セヌリ党の前身であるハンナラ党で最高委員を務めた3選の重鎮である。

与党セヌリ党の朴槿恵元代表大統領選予備選出馬表明　明博に明日はない？

１２月に行われる大統領選挙の有力候補である与党セヌリ党の朴槿恵元代表が１０日午前、ソウル市内の街頭で同党の大統領選公認候補を選ぶ予備選への出馬を宣言した。

　　朴氏は「国民の痛みを共に分かち合い、解決し、みなさんの夢を実現できる国づくりのために全てを捧げる」と、５年前の前回に続き２度目となる大統領選出馬を表明した。

朴氏は、「国政運営のパラダイムを国家から国民に、そして人々の生活と幸福を中心としたものに変えなければならない」と訴え、「国民生活のための３大課題」として、

1、経済民主化の実現

1、雇用創出

1、韓国型福祉の確立

を挙げている。