アイコン 菱パイプなくなる 三菱樹脂 バイプ事業をセキスイに売却へ

三菱樹脂は10日、水道・ガス・空調などに使用されている管材の事業を積水化学工業に譲渡すると発表した。両社は10日、包括合意書を締結した。
配管パイプ材の寄せ三つ菱紋章の「菱パイプ」の製造・販売に関わる従業員(国内742名、中国150名)や関連会社の資産を2012年度内に譲り渡す内容。ヒシパイプの売上高は約250億円。売却金額は明らかにしていない。
 

同社は、次のように売却事由を表明している。

(1) 管材事業の事業譲渡の背景と目的
当社は、1952年に管材事業を開始し、以来、生活のインフラとして重要な役割を果たす管材製品の製造・販売を通じて、豊かな社会づくりに貢献してまいりました。しかしながら、近年の管材関連市場は、住宅着工件数の減少や公共投資の縮減などによって厳しい状況が続いております。当社は、その事業環境の下、自力での再生の道を模索して参りましたが、今後の厳しい事業環境を勘案しますと自社の枠を超えた取り組みが不可欠であるとの認識に至りました。かかる状況の下、管材製品の生産面で重要なパートナーである積水化学が、長年に亘り培ってきた当社の技術力・販売力とそれに携わる人材を高く評価し、それらを継承し発展させたいという強い希望を持っており、また、両社の管材事業を統合し、積水化学が管材のトップメーカーとして本事業を継承していくことが、市場への安定供給と、管材事業の将来の発展のためには最善の策であると判断したことから、今般、当社は管材事業の事業譲渡を決断しました。
 
(2)事業譲渡の内容
1、当社の管材事業に関わる人員、資産、契約、知的財産権 等
  ※冷熱管材事業は、上記の管材事業に含みません
2、株式会社三菱樹脂販売、菱樹商事株式会社の管材事業に関わる人員、契約 等
3、菱琵テクノ株式会社の管材事業に関わる機械設備の一部
4、当社が保有する以下の管材関連会社の株式
 ・東洋化学産業株式会社
 ・羽生プラスチック株式会社
 ・無錫積菱塑料有限公司
 ・株式会社エムアンドエスパイプシステムズ
 
(2) 事業譲渡に関する今後の日程(予定)
2012年7月10日
包括合意書締結、公正取引委員会への申請(事業等の譲渡に関する計画届出)
今年度中(秋〜冬) 
事業譲渡の完了(関係当局の承認を経て譲渡日を決定)
 
[ 2012年7月11日 ]
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