アイコン JX日鉱日石エネルギー水島製油所/安全記録虚偽記載で一時使用停止へ

JX日鉱日石エネルギーは13日、水島製油所(岡山県倉敷市)のガスタンク18基で、虚偽の保安検査記録を作成する不正行為が見つかったと発表した。問題が発覚したタンクについて同社は順次使用を停止して安全確認を実施する。
 
JX日鉱によると、虚偽報告がされていたのは2004年度から10年度まで。LPガスなどを貯蔵するタンク18基の保安検査について、検査期間の短縮を図 るなどの目的で、補修工事前に行うタンクの事前検査データを改ざんしたり、県に届けずに補修工事を実施したりするなど、高圧ガス保安法に違反する行為が行 われていたという。

こうした問題をJX日鉱日石エネルギーが、世間にさらけ出すことはまずなく、関係機関の調査で問題が発覚したのであろう。自主的に発表するか、関係機関がきつい処分を含めて公表するか。どっちか選択を迫ったものと見られる。

JX日鉱日石エネルギー水島製油所は、本年2月鹿島建設が海底トンネル工事中に大惨事を発生させ、5名の不明者を出した。そうしたことから、付随して調査が入っていたのだろう。
関係規制機関は、利益だけを追求する企業に対しては、当然、性悪説で調査することが望まれるが、ここにも関係機関の天下り利権体質があり、現実はそうはいかない。トップにいけばいくほど仲良しこよしの関係だ。所詮、規制側と企業とはそんなもの。
 

[ 2012年7月14日 ]
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