アイコン 陸前高田松原の「キャピタル1000」ホテル、移転再建を三菱商事が支援

三菱商事は16日、東日本大震災で全壊した岩手県陸前高田市の「キャピタルホテル1000」の再建を支援すると発表した。
「キャピタルホテル1000」は、建物自体はまだ建っているが、津波で内部は崩壊している。陸前高田市のシンボル的な建物でもあり、今回、三菱商事が全面支援するもの。
新ホテルは3階建てで、海岸線から約2キロ離れた長砂地区の丘に建設する。7階建ての旧ホテルに比べ縮小するものの、宴会や最大80人が宿泊可能。営業再開時に約20人の雇用を見込み、そのうち半数は旧ホテルの従業員とする予定。

陸前高田

 

三菱商事の発表分(8月16日)

キャピタルホテル1000株式会社(以下、キャピタルホテル1000)と公益財団法人三菱商事復興支援財団(以下、三菱商事復興支援財団)は、キャピタルホテル1000の再建事業支援について、基本合意に達した。

キャピタルホテル1000と三菱商事復興支援財団は、9月までに出資契約を締結する予定で、三菱商事復興支援財団による出資金額は1億円を予定している。

「キャピタルホテル1000」は、震災前、陸前高田市唯一のホテルとしてシンボ的存在であった。キャピタルホテル1000は、再建を通して地域の活性化に寄与するとともに、ホテル開業時には20人程度の従業員を雇用予定。この内半数は旧ホテルの元従業員を再雇用するほか、地元高校卒業生などの採用も見込んでいる。
新ホテルは鉄骨3階建て(総部屋数:40部屋)で、最大80人の宿泊が可能。海岸線から2km程度の長砂地区の丘陵部に建設され、2013年6月にグランドオープンする予定。

キャピタルホテル1000は、国の補助金や公的融資、気仙沼信用金庫による資金提供に加え、三菱商事復興支援財団による支援を得て、自立的・継続的経営の実現に取り組む。
三菱商事復興支援財団でも、キャピタルホテル1000の再建を陸前高田市の復興に繋げるべく、出資により得る配当金については、全額を陸前高田市に寄附する方向で検討を進めている。

三菱商事復興支援財団は、2012年3月、三菱商事株式会社により設立された。被災学生への奨学金や復興支援に取り組むNPO等への助成金の給付に加え、
被災地の産業復興・雇用創出に貢献することを柱に活動しており、本件は、被災地の産業復興支援の第1号案件となる。

陸前高田市では、復興事業にあたる作業員やボランティアの宿泊ニーズが依然高く、今後は、地元の方々の冠婚葬祭による需要も見込まれている一方で、こうしたニーズを満たす施設が不足しているのが現状である。また、人件費や資材費をはじめとした建設費が高騰しており、キャピタルホテル1000の再建に当たり、国の補助金や公的融資、金融機関による資金提供に加え、出資等による安定的な資金の調達を必要とする状況にあった。

これらを背景に、三菱商事復興支援財団は、気仙沼信用金庫と協働のもと、キャピタルホテル1000の再建事業への出資の検討を進め、基本合意に達したものであるとしている。

 天下の三菱商事も復興支援に尽力を尽くしているようだ。
パチィパチィパチィ

<キャピタルホテル1000株式会社概要>
1、本社所在地 :岩手県陸前高田市横田町字舞出195番地
2、設    立 :2011年12月
3、資 本 金 :50万円
4、事業内容 :陸前高田市におけるホテル運営
5、従業員数 :3名
6、代表者   :代表取締役社長 畠山 直樹
7、特徴  :演歌の元不動産王であった千昌夫が手掛けていたホテル
 (千昌夫の会社の不良借金ピークは1,000億円、民事再生で1億5千万円まで棒引きさ
れた)
 

[ 2012年8月17日 ]
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