シャープ/鴻海とのトップ会談 結論持ち越し 2012.8.30
シャープと台湾の鴻海精密工業(ホンハイ、ブランド名:フォックスコン)はトップ会談で30日、鴻海による出資条件の見直しなどについて詰めの交渉を行った。
シャープ株の買い取り価格などをめぐり合意に至らず、結論を持ち越した。日本滞在中の郭台銘董事長(会長)は同日午後に予定された記者会見をキャンセル。鴻海関係者によると、同会長は離日した。
鴻海幹部は資本提携について、記者団に「引き続き協議している」と語り、なお交渉を継続していることを明らかにした。
「良い関係が続いている」とも述べ、両社の関係が悪化したとの見方を否定した。シャープ関係者も「交渉は継続中」としている。
シャープの奥田隆司社長らと郭会長と同行した鴻海幹部はこの日、共同運営する堺市の液晶パネル工場で会談。シャープ株の取得価格や、今後の提携分野の拡大などを話し合ったものの、意見の一致には至らなかった。31日以降も引き続き交渉する。
シャープの業績がまだまだ不安定なことから、株価も安定せず、鴻海が渋っているもの。
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
コメント