アイコン やめろ税金の無駄遣い(2)

投稿者=通りすがり

長崎港湾漁港事務所長崎県長崎港湾漁港事務所より平成24年5月21日、平成23年度長崎港ふ頭用地造成工事(2工区)の入札が執行されました。結果は驚くなかれ,8位入札者の長崎西部建設が最低入札者と30万円も高い196.250千円で契約することになりました。

この総合評価方式による入札は、古典的であり,恣意的に優劣をつけることも可能であり、公平、公明、透明性に欠け、税金の無駄遣いであるとブログで批判を受けていました。

この工事概要は次の通りです。

1、契約、平成24年5月28日

2、着工、平成24年5月28日

3.完成、平成24年10月15日

4.工事日数、141日
5、工事内容

(独)鉄道建設,運輸施設整備支援機構鉄道建設本部九州新幹線建設局が発注する九州新幹線武雄温泉.諫早間の施工に伴う建設発生土「彼杵トンネル、千綿ト ンネル、江ノ串他工事から発生する岩砕」51、930立方メートルを彼杵港でガット船に積込み運搬して小ヶ倉柳ふ頭造成の仮護岸築造用として投入するもの であります。
同工事は5月28日に着工となっていますが,80日経過後の現在でも着工されていません。
大問題であります

この工事に先行して1工区が発注され施工されています。入札時の設計図書で指示された整備新幹線建設のトンネル工事から発生する建設発生土「岩砕」を小ヶ 倉柳ふ頭用地造成の仮護岸築造工事に利用することになっていましたが、建設発生土「岩砕」が予足通り発生しませんでした。そのため所定工期より工事が遅延 しています。
県当局によれば、1工区の遅れに連動して,2工区は当然の様に着工出来ないとの説明でありますが、2工区の入札執行前に工事が着工不可能なことは判明して いました。即ち、所定工期約5ヶ月間のうち3ヶ月以上も着工してないことが判明しています。工期の半分以上も着工出来ない状況であれば,特記仕様書で具体 的に明記して入札参加者に公示するのが、公平、公明、透明性を遵守する入札の大原則ではありませんか。国などの入札ではこの様な杜撰で疑惑を招く様な入札 はあり得ません。
同工事の特記仕様書第4条2に、使用材料については、工期終了までに流用材の確保が困難になった場合、工期延長を行う。と抽象的に記載されていますが、こ れをもって是とすることは出来ないと思います。なぜならば,施工条件が根本的に異なるものであり、入札の大原則に反するからです。これは役人の驕りと横暴 と申し上げても過言ではありません。

設計条件や施工条件等を綿密に整備,明示して,再入札を行うのが妥当ではないでしょうか。
県当局関係者はこの様な事態を招いた事について、全て新幹線建設局関係者に原因があるかのように説明していますが、批判をする前に設計や施工管理が完璧で あったかどうかの反省を行うべきではないでしょうか。また,同ふ頭用地造成工事は国の会計検査を受けないことから、会計管理が杜撰のように思われ、工事発 注についでも、さみだれ式に発注され、一部、特定の建設業者が受注していますが、全体計画から割り出した、合理性と経済性を十分検討して発注されているか 疑問を感じるところであり、再検討、精査の必要があると思います。
県行政の監査機関である県議会、特に連立会派の議員は、県民を偽るために「改革」の名前を借りて、特定業者の代弁者と思われるような,論理矛盾で私利私欲的な言動を繰り返しているように思われます。
選挙区に帰っも有権者を裏切ったり、恥ずかしくない真の入札制度の改革を求めたいものです。
また、国は地方主権を視野に,地方への権限の移譲を徐々に行っています。当然お金の使い方、設計、積算、施工,入札方法等々も含まれています。しかし、県 行政や県議会が怠慢であったり能力不足であれば税金の無駄遣いとなり,更に国民にツケを回すことになります。何のために今国会で消費税が増税されることに なったのか、配分する者として真剣に考えて下さい。無駄遣いをなくすことは県行政と県議会の使命ではありませんか。・・・・つづく

[ 2012年8月19日 ]
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