本発電所の事業運営は、日揮が１００％出資する特別目的会社を通じて実施する予定で、２０１３年５月から操業を開始し、その後２０年間に亘って運営を行う。

総事業費は約８０億円、みずほコーポレート銀行、大分銀行、豊和銀行、福岡銀行とプロジェクトファイナンス契約を締結し、融資を受ける予定。
本事業は、メガソーラー事業向けのプロジェクトファイナンス案件として、国内第１号となる。

また、本発電所の建設工事は、当社子会社である日揮プラントソリューション株式会社と四電エンジニアリングで構成されるコンソーシアムが遂行する。さらに、設備保守業務は、日揮プラントソリューションが行うなど、日揮グループを挙げて本事業の成功に向け取り組んでいく。

当社は、２０１０年にスペインにおいて発電容量１０万ｋＷの太陽熱発電事業に参画し、本年２月より、同発電事業の操業を開始している。
サウジアラビアでは、２０１１年に太陽光発電実証事業を実施。今回の太陽光発電事業は、スペイン・太陽熱発電事業などと合わせて、当社の太陽エネルギー発電事業の運営ノウハウと技術的知見をより一層高め、新エネルギー分野における事業のさらなる拡大を目指す上で、貴重な機会となるものと考えているとしている。

今回の日揮のプロジェクトでは、地場の九電工が入っていない。四電工が入っていることから、営業力がなかったのであろう。

　当地は、田中角栄の列島改造論により大分市の臨海部に開発された新産都市工業地帯の一角。日産自動車も進出予定して、これまで工場用地を所有していたが、いろいろあり断念したままとなっていた。今回の日揮への貸し出しで、今後、日産が当地で工場を造る可能性は全くなくなったともいえる。

大分県は、当施設につき、日揮や日産にお願いして、隣接地に展望台付きの観光施設でも作ることだ。