アイコン コーセーアールイー(福岡市)/1月期第2四半期 減収減益

同社は第2四半期における分譲マンション業界について、個人の住宅需要が堅調に推移し、需給バランスが改善したこと等により、市況は概ね回復傾向が続いているとしている。
こうした事業環境のもと同社は、ファミリーマンション1棟の完成に伴う引渡しを行い、熊本市での新規物件(グランフォーレ九品寺テラス)の販売に着手する一方、資産運用型マンションの開発・販売等を継続して行っている。

1、ファミリーマンション販売事業
福岡市で1棟12戸(グランフォーレ室見リバーコート)の引渡しを完了したほか、東京都の物件(グランフォーレ竹ノ塚)及び中古物件を含め合計19戸を引渡した。また、当連結会計年度中に福岡市で完成・引渡し予定の2物件(グランフォーレ西公園ザ・パークサイド、グランフォーレ南福岡)は全68戸の契約を完了している。この結果、売上高は、前年同期比▲53.9%減の6億0,392万6千円、事業部門営業損失1,392万3千円(前年同期は同利益2億0,696万2千円)となった。

 
2、資産運用型マンション販売事業
2物件(グランフォーレラグゼ平尾、グランフォーレプライム平尾)の販売を継続して行い、41戸の引渡しとやや低調に推移したものの、中古物件販売は拡大し、27戸を引渡した。この結果、売上高は、前年同期比▲11.7%減の8億3,762万4千円、部門営業利益は同▲18.8%減の8,670万6千円。
 
3、不動産賃貸管理事業
管理戸数は1,556戸と順調に増加し、入居率も良好な水準で推移した。この結果、売上高は、12.7%増の7,660万7千円、事業部門営業利益は同72.3%増の3,675万0千円となった。
4、その他の事業、略。
 
同社は、存在価値のない福証に加え新たにJASDAQスタンダードにも上場したが、業績に機敏な反応を示すJASDAQ市場において、福証単独上場時代より大幅に株価が下落している。JASDAQ市場では、成長性の見込めない企業や利益が出ない企業はそれなりの反応しか示さず、今後の株価の動向は、同社の今後の健闘次第であろう。企業の成長よりCM代わりに上場企業しているのであれば、それなりの効果があり、株価に一喜一憂することもなかろうが・・・。なお、同社の通期業績予想は、1株当たり利益が前期の23.97円から29.51円へと上昇する。9月5日の株価は207円。
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年1月期第2四半期
2,355
269
275
154
13年1月期第2四半期
1,525
13
-3
-11
前年同期比
64.8%
4.8%
 
 
13年1月期予想
4,287
279
215
118
12年1月期実績
3,634
205
197
96
11年1月期実績
3,808
148
158
131
10年1月期実績
3,565
-132
-184
-178
13期予想/12期比
118.0%
136.1%
109.1%
122.9%
 
<2012年4月4日JQ上場>(それまでは福証単独)
コーセーアールイー
 
[ 2012年9月 6日 ]
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