アイコン 富士通セミコン/九州工場売却閉鎖で700人路頭に 薩摩川内市

富士通子会社の富士通セミコンダクターが、薩摩川内市の半導体製造の九州工場を売却、事実上閉鎖される。
薩摩川内市では、当工場には700名の従業員がおり、対策本部を設置して離職者の再就職支援体制を整えていくことを確認した。工場売却で、富士通は再就職支援など責任逃れしようとしている。
富士通としては、売却先ジェイデバイスの本社や工場がある大分県などへの異動は受け入れられないとする多くの離職者が出ることを想定しての売却である。

九州シリコンバレーは、あっけなく撃沈していく超大手企業の工場ばかりがやけに目立っている。大手企業の工場だけに従業員も多く、その撤退閉鎖は地域経済に多大なる影響を与えている。
日本の大手企業は経営陣のサラリーマン化で、日本企業になくてはならない開発力をなくし、更に小泉時代からは変質までしてしまった。小泉・竹中がもたらした沈没型日本革命により、企業は乗っ取り対策の有利子負債の減額(利益で減らす)に終始、株主対策用の高配当に翻弄され、本来の経営や開発どころではなくなっていた。そうした間に韓国や中国が台頭して世界を席捲してしまったのが現在である。富士通では内紛まで起こす様であった。

<富士通とジェイデバイスとの工場譲渡契約内容>
富士通セミコンダクターの子会社の富士通インテグレーテッドマイクロテクノロジ(FIM)の宮城工場と会津工場は、本年内にジェイデバイスに譲渡される。両工場の従業員は、全員ジェイデバイスに転籍予定。
また、FIMの九州工場(薩摩川内市)については、順次ジェイデバイスの九州地区工場に設備を移設し、最終的にはすべての製造を移管する予定。

売却先
(株)ジェイデバイス
所 在 地:大分県臼杵市福良1913-2
代 表 者:仲谷善文(代表取締役社長)
業務内容:半導体後工程(組立、試験等)
従業員数:約2,000名

 

[ 2012年9月 4日 ]
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