同信金では、平成２１年３月にも御代田支店元支店長が約３億１４百万円という巨額横領事件が発生していた。その公表は４年後。川原柳支店元支店長代理の横領事件でも約６年経過して、涼しい顔して公表していた。
こうした隠蔽体質の上田信金を司る小林哲哉理事長は、市民の金を預かる信金においてあるまじき行為であり、重大なる責任を問われるものとなっている。それが例え、発覚して、横領金が回収できたとしても、重大事件に変わりはない。

上田信金が公表した横領事件(原文)－2012.9.4
不祥事件の発生について
このたび、当金庫元職員が、在職中にお取引先のご預金ならびに預金として受入れた現金を着服し流用するという不祥事件が発生いたしました。
社会的・公共的な役割を担い、信用を第一とする地域金融機関として、このような事件を発生させてしまいましたことを、役職員一同深く反省いたすとともに、お客様、会員の皆様、地域の皆様、関係するすべての皆様に対しまして、多大なご迷惑とご心配をおかけすることとなりましたことを心より深くお詫び申し上げます。
以下、不祥事件の内容についてお知らせいたします。
記
１．不祥事件の概要
①当事者当金庫元職員(主任：４７歳)
②事件の概要
平成１９年２月～平成２４年８月までの間、お客様のご預金を着服し流用する等の違法行為を行ったものであります。
③事件の発覚
お客様からの定期積金証書の照会に基づく調査依頼を契機に、平成２４年８月９日に今回の不祥事件が発覚いたしました。
④事故被害金額（本日までの調査結果）：合計５７７５万円
⑤現時点での実損額：１２０万円（当金庫元職員から近日中に被害弁済予定であり、現時点では当金庫の実損は発生しない見込みです）
なお、５,６５５万円については、本人・親族より被害者に既に弁済済みであります。

事件の手口
当金庫の調査では、当金庫元職員が預金者に無断で預金を引出しの上着服し、また、不正入手した定期積金証書を偽造するなどして複数のお客様の現金を着服する等の違法行為をしておりました。

２．着服金の使途
当金庫の調査では、着服金は、取引先に個人的に融通し、また、一部は個人的に費消しておりました。
取引先に対して個人的に融通した総額が５,２３２万円、当金庫元職員が自らの生活費や遊興費などに流用した金額の総額が５４３万円であり、総額５,７７５万円を着服するなどしておりました。
３．被害に遭われたお客様への対応
今回の不祥事件発覚後速やかに、被害に遭われたお客様にお詫びと説明を行い、ご理解をいただいたうえで、本人・親族を通じて既に被害弁済が行われていたものを除き、すでに当金庫からお客様の被害額全額を弁済させていただいております。
４．監督当局への報告等
行政当局には法令に基づく報告を行い、警察署には事件の報告とご相談を既に行っております。
５．再発防止策
今後は、地域のみなさまの信頼を一刻も早く回復すべく、徹底した職員教育とともに、従来の取組みを再検証したうえで内部牽制、法令遵守態勢の確立に向けた実効性ある対応策を全役職員一丸となって実施し、再発防止に努めてまいる所存であります。
６．経営責任等人事処分
不祥事発生の責任を明確にするため、関係者の処分を実施いたします。
①当該職員平成２４年８月３１日付で懲戒解雇処分いたしました。
②役員経営責任の所在を明確にするため、厳正な処分を実施いたします。
③職員関係職員については庫内規定に基づき懲戒処分を行います。
７．今後の対応
今回の不祥事件を厳粛に受け止め、今後更に再発防止に向けて万全の態勢を整備するとともに、徹底した職員教育を実施し、信頼回復に向け役職員一丸となって取り組んでいく所存であります。
何卒、引き続き当金庫に対する変わらぬご支援、お引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。・・・・以上
以上
（本件に対するお問い合わせ先）上田信用金庫本部増子・小池・金森
ＴＥＬ０２６８－２２－６２６０