アイコン 化粧品顔料からPCB、販売の山陽色素らに回収指示 経産省、製造は既停止  

経産省は6日、化粧品に使われていた黄色の有機顔料(山陽色素 Pigment Yellow 1207)から国際条約基準値(50ppm)の30倍のPCB(ポリ塩化ビフェニール)が検出されたため、メーカーに製造停止、販売企業に自主回収を指示したと発表した。

検出濃度は最大で1500ppmだった。PCBは毒性があり、体内で蓄積する性質を持つことから、経産省は厚生労働省などと連携し、詳しい用途や健康への影響の有無を調べている。
 この顔料は山水色素工業(株)(大阪府東大阪市)が製造し、山陽色素(株)が販売していた。2011年度の製造量は300キログラム、12年度以降は製造、出荷されていない。
カネミ油症問題同様、製造工程でPCBが製品に入り込んでしまったのだろうか?


<山陽色素の有機顔料>
製品:アゾ系、フタロシアニン系、ジオキサジン系粉末顔料
用途:グラビアインキ、自動車塗料、樹脂着色など

<経産省が指摘した問題色素の名称>
有機顔料名、
製造・輸入数量等
主な用途
有機顔料名
山陽色素 Pigment Yellow 1207
化粧品原材料                         (詳細は確認中)
製造会社名
山水色素工業(株)
報告のあった測定値
(最大値))1500ppm
上記商品の製造量
 300 ㎏(2011 年度)
2012年2月から製造なし
2012年2月発覚し製造中止
・経産省資料では、化粧品原料となっており、発覚した化粧品からPCBが検出されている。しかし、化粧品名などは何故か公表していない。
 
商号
山陽色素株式会社(SANYO COLOR WORKS, Ltd.)
本社
〒670-0966兵庫県姫路市延末81番地
設立
1931年(昭和6年)
事業内容
有機顔料、加工顔料、機能性顔料の製造
代表者
取締役社長 齋木俊治郎
資本金
1億8,200万円
従業員数
334名(2012.8.1現在)
事業所
国内 : 2工場、2営業所
海外 : 現地法人1社
関係会社
国内1社、海外1社
売上高
約132億円(2012.3)
既存の販売先
森下産業、長瀬産業、関西ペイント、サカタインクス、大日本インキ化学工業など
既存の仕入先
東洋インキ製造、大日本インキ化学工業、三星化学工業、セイカ商事など
 
[ 2012年9月 7日 ]
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