市光エンジニアリング(株)・市光インターナショナル(株)/特別清算へ
取出機等自動装置の製造販売の市光エンジニアリング(株)(群馬県前橋市東大室町150、代表:野村一之、設立:昭和43年4月)と自動車用原材料の販売の市光インターナショナル(株)(神奈川県伊勢原市板戸80、代表:白木一彦、設立:平成元年11月)は、親会社である市光工業(株)が9月7日の役員会で両社を解散させる決議をした。9月30日同社の株主総会で解散を決議させ、清算手続きに入る。
なお、市光工業(株)は、市光エンジニアリング(株)に対する債権は9億25百万円、市光インターナショナル(株)への債権はないと見られ掲載しておらず、両社の業績に与える影響は軽微としている。
市光工業は、事業再編としているが、どっかに売却するなど考えないのだろうか。このままでは、そこで長年働いてきた社員さんを虫けらのように踏み潰すことになる。
親会社のアリは、ゴーンの猿真似でもしようとしているのであろうか。
世界企業を見渡しても、オーナー企業でない限り、独創的な製品の開発は皆無のようである。既存製品の延長線上の製品に対する開発力は持つが、サラリーマン化した経営トップでは、iPhoneのようなものは生まれなくなっている。韓国オーナー企業みたいに、他社が3年も5年もかけて開発した製品を3ヶ月で製品化する技術には長けている企業もあるが・・・。
今の日本は、社員の情熱もなくなり労働力の切り売りでしかなくなってきている。日本の研究開発投資は減る一方であり、日本の学者(御用学者除く)が、税金や開発力をなくした企業の資金により新発明などを行っているが、そうした発明さえも事業化できない脳味噌の企業になってしまう恐れもある。
市光エンジニアリング(株)
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/百万円
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H22/3
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H23/3
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H24/3
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売上高
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587
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455
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724
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営業利益
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27
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▲137
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44
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経常利益
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8
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▲150
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32
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当期純利益
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8
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▲156
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31
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<市光工業の株主>社長:オードバディ・アリ
氏名又は名称
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株式数(千株)
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割合(%)
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ヴァレオ・バイエン(仏)
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30,339
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31.59
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トヨタ自動車㈱
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5,869
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6.11
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みずほコーポレート銀行(信託)
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4,775
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4.97
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三菱東京UFJ銀行
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3,688
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3.84
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日本生命保険(相)
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3,687
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3.84
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日本トラスティ・サービス信託銀行㈱
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3,326
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3.46
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ダイハツ工業㈱
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2,712
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2.82
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三菱UFJ信託銀行㈱
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2,344
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2.44
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みずほ信託銀行㈱
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1,913
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1.99
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㈱三井住友銀行
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1,231
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1.28
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計
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59,888
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62.35
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[ 2012年9月10日 ]
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