アイコン エイチ・アイ・エス/10月期第3四半期 増収増益 円高で海外旅行客増

ハウステンボスは、幅広い年齢層を対象にイロイロな企画を打ち出しており、客単価も上がり、増収大増益で推移している。(日本初公開36作品!「幻のゴッホ展 ―パリ時代のゴッホ、空白の2年間―」をはじめイロイロなイベントを開催中)

売上高は前年同期比20%増の109億67百万円、営業利益は同194.2%増の18億00百万円、経常利益は同100.8%増の25億51百万円となっている。
来客数は、海外が福島原発水素爆発の影響により、同1.5%減の10万7千人、海外客含む来客数合計では、同3.6%増の133万7千人となっている。
数年経過すれば上場も視野に入ると思われる。
エイチ・アイ・エスの本業の旅行事業は、日本国内および海外における当第3四半期連結累計期間における旅行事業は順調に推移し、売上高2,857億96百万円(前年同期比115.1%)と増収を確保することができた。利益面も、生産効率を重視した営業展開などが寄与し、営業利益57億94百万円(同124.6%)と増益となったとしている。
 
旅行事業の状況については、ネットを利用した取り組みは、利便性をより高めるため、「海外航空券+ホテル」予約サイトを新たに構築し(平成24年5月)、サービスの提供を開始した。また、ツアー検索及び予約画面をより分かりやすくし、手順の簡略化などの改善を行った結果、ネットを利用した販売は好調に推移した。独自の旅行商品やサービスの展開は、チャーター便(バンコク行きのジェットアジアエアウェイズやイタリア行きのメリディアーナ・フライなど)の販売強化を行い、多くのお客様にご利用いただいた。そして、強化を図っている添乗員同行ツアー「impresso(インプレッソ)」では、ルーブル美術館貸し切りプランなど、オリジナリティ溢れる商品展開を行い、多くの支持を得た。
 
JTBの後塵に甘んじている法人旅行への取り組みは、SFIDA-online(企業様向け自動予約システム)を活用した販売強化を行い、利用企業様が着実に増えている。また、公式旅行代理店を務めたロンドンオリンピック観戦ツアーや団体旅行も好調に推移した。販売チャネルて、東日本では生産効率を重視した小型店舗の展開、西日本では梅田本店に専門店を新規オープンするなど、販売体制の一層の強化を図った。
国内旅行事業の取り組みは、新たに就航したLCC(格安航空会社)を利用したツアーや日本旅行と共同企画したJR利用ツアーを発売するなど、国内旅行事業の拡大へ向けた新たな施策を展開している。
 
海外における旅行事業の取り組みは、海外拠点が仕入・造成する海外ホテルの客室やオプショナルツアーなどの商品を、ネット経由で日本や海外の旅行者へダイレクトに販売を行う「H.I.S.VACATION事業」やアジア圏中心に日本人以外に海外現地発の旅行商品を販売する「海外アウトバウンド事業」の一層の強化を図った。そして、タイに続いて、シンガポール、マレーシアにも現地向けオンライン予約サイトをオープンした。
 
今後も現地に根付いたサイトの構築をアジア各国で推進。さらに、他の旅行会社へのホールセールである「B to B事業」も積極的なセールス活動を実施し、順調な伸びを示しているとしている。
それだけの努力をした結果が、当業績に現れている。
 
  HTBクルーズのオーシャン・ローズ号(上海-長崎)の乗船客数が就航以来低迷、カジノ船にしたものの、その効果もあまりないようだが、次の対策として、中国人は大挙して沖縄へ向かっており、航路を上海-那覇-長崎にすれば、早期に乗船客数を確保できると思われる。
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
11年10月期第3四半期
258,873
4,118
5,295
5,076
12年10月期第3四半期
298,877
5,734
7,187
4,627
前年同期比
115.5%
139.2%
135.7%
91.2%
12年10月期予想
446,000
12,000
14,000
8,800
11年10月期実績
380,805
9,407
11,005
8,300
10年10月期実績
348,065
6,278
5,019
3,384
09年10月期実績
325,086
7,137
5,582
3,371
今期予想/前期実績比
117.1%
127.6%
127.2%
106.0%
 
[ 2012年9月10日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   

↑トップページへ

サイト内検索