アイコン スズキ 8月の販売台数大幅減 インド工場フル生産には時間が・・景気後退も

スズキのインド最大の工場で、7月18日発生した労働争議から火災が発生、操業停止していたが、8月20日から操業を再開させたものの、フル生産には1ヶ月以上の時間を要する。
8月のインドスズキの販売台数は、玉不足が深刻となり▲41%ダウンした。

インドの自動車販売は、景気後退と高金利により、8月は前年同月比▲18.3%の大幅減の118,142台と10ヶ月ぶりのマイナスとなった。また、二輪車の販売台数も同▲8.5%減の766,127台となっている。
 
こうした状況を踏まえインド自動車工業会は、年間の上昇率をこれまでの10-12%増から、9-11%増に引き下げた。
 
スズキのジムニーはインドへ行けば、ロングボディーとなり、救急車にも採用されているほど。所得から日本でいう軽中心の製造だが、エンジンは製造段階で大きいものにも積み替えられるようになっている。スウィフトは一般人にとって高級車。
こうした数値は、中国との違いが明確となるが、一端車を手にした中国人は車を離せなくなることから、一定の車の販売台数は担保できるものと思われる。しかし、車の耐用年数からして、乗り換え時期にはまだかなりの時間を要し、国内の経済環境次第では大きなブレも心配される。
 インドは、まだまだこれから。逆に言えば延びシロは未曾有にある。そのインドへインド政府招聘の合弁ながら1981年から進出しているスズキはインドでは圧倒的な強さを有している。


 

[ 2012年9月11日 ]
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