アイコン バイフューエル車 満タン1500キロ走行(プリウス):タクシー業界に朗報

福岡のラッキータクシーは、ガスがなくなるとガソリンで走る「バイフューエル」車を導入した。プリウスでガソリンとLPGを満タンにすれば、1500キロ走行可能となる。

バイフューエルは、二つ(バイ)の燃料(フューエル)の意味で、ガソリン車にLPGタンクを積む形が大半。運輸支局や自動車検査登録事務所の審査を通れば改造車でも公道を走れる。

<タクシー1~2年で回収>
トヨタのハイブリッド車(HV)「プリウス」にガスタンクを積んだ改造車で、燃費は従来のLPGタクシーの2.5倍走る。改造費は1台63万円かかるが、8万キロ程度走れば元が取れるといい、7台を導入したラッキー自動車は「1年で投資を回収できる。将来はすべてこのタイプに切り替えたい」としているという。
 
今回導入したのは、排気量1800CCのプリウスに53.5リットルのLPGタンクを積んだ改造車。
 発進時や低速走行時は一般のHVと同様、バッテリーの電力を使ってモーター走行。通常走行時や加速時を燃料費が安いガスで走り、ガスがなくなれば自動的にガソリンに切り替わる。部品は、バイフューエルの導入が進む欧州のうちイタリアから取り寄せている。

燃費は抜群、一般的なタクシーがガス1リットル当たり5キロ程度走るのに対し、改造プリウスは2.5倍の12~13キロを走行できる。ガス、ガソリンともに満タンなら1500キロ以上走れ、札幌までたどり着ける計算となる。

<エフ・ケイメカニック>
自動車整備工場の「エフ・ケイメカニック」が改造を担当しているが、エフ・ケイメカニックでは、ヨーロッパ・イタリアの会社と提携し、平成19年より市販のガソリン車をLPG車/CNG車(バイフューエル車)に改造するサービスを開始している。環境志向の強いタクシー会社を中心に受注をしており好評を得ている。このため、生産体制を増強するとともに、環境にもやさしく燃料コストにも大変メリットのあるLPG車/CNG車(バイフューエル車)の普及を目指している。社長は非常に研究熱心な社長である。

 ラッキータクシーでは、昨年6月、燃費や環境を考慮し、更新車両として電気自動車(EV)を10台発注した。しかし、運転手から「フル充電でも100キロぐらいしか走らない」と文句が出ていたと言い、エフ・ケイメカニックに中古プリウスの改造を依頼して、本年の7月から客を乗せ実走、何の問題もないという。

「エフ・ケイメカニック」
<大分市三佐6-2-21、電話097-522-7555>
http://fk-mechanic.co.jp/info.html

[ 2012年9月12日 ]
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