アイコン シャープ/インテルと資本業務提携へ交渉

シャープが、半導体世界最大手の米インテルと資本提携に向けて交渉を進めていることが8月20日判明。インテルがシャープに300億円超を出資する方向で協議しており、早ければ10月中にも合意したい考えと報道されている。

インテルはシャープの中小型液晶パネルの技術を高く評価しており、自社製半導体を使ったスマートフォン(多機能携帯電話)などの協業相手として有望視。経営再建中のシャープにとっては新たな出資先とパネル供給先を確保できるメリットがある。

鴻海もシャープと組み、サムスンを迎撃しようと頼もしいことを言いながら乗り込んできたものの、中国守銭奴のごとくシャープの足元やIGZO技術(シャープの生命線)取りばかり図り、値タタキする間に、シャープは独自な動きを見せ始めている。

インテルもスマホ業界ではインテル離れも生じており、スマホ向けの新製品投入やスマホメーカーやグーグルとの業務提携で再構築をはかっている最中である。そうしたことから、新世代の液晶パネルIGZOには興味を持っている。シャープと組むことで液晶パネルの低価格品から次世代品まで、提携相手にニーズに合わせて供給できるメリットが互いに出てくる。
シャープもいっそうの金融機関の支援が明確になれば、同社は立ち直ることもできるだろう。但し、中国での日本製品不買運動が盛り上がらないことを条件として。

[ 2012年9月21日 ]
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