アイコン 台湾馬総統は反日なのだ 多くの国民は別 台湾巡視船が日本巡視船に放水の巻

2008年5月から中華民国=台湾総統の馬英九(中国国民党主席)は学生時代、「釣魚島(尖閣諸島)還回」を主張する活動を続け、米国留学時代の研究テーマも「釣魚島」の中華民国帰属を扱うなど領土問題に関しては非常に日本に批判的である。

また、在学中は大学図書館の蔵書で尖閣諸島を日本が領有する旨が記されたページを破りとるなどの行為をしていたとされる。
2005年6月の党主席選挙では、「釣魚島の奪回のために日本とは一戦を交えることもいとわない」「戦う姿勢を見せて日本を対話のテーブルにつかせるべきだ」(2005年の沖縄近海における台湾漁船の抗議行動 参照)と主張した。

党主席就任後の2005年8月には、「南京大虐殺や尖閣諸島での日本の言動は、大陸、台湾双方の人々の心を逆なでする」「国民党は将来、尖閣諸島の問題解決に注力する。私は尖閣諸島についての専門的知識を持っている」 と発言した。また、2012年8月15日に発生した香港活動家尖閣諸島上陸事件の逮捕者とも過去には交流があったことを活動家側が認めている。

日本による植民地統治にも厳しい評価を下しており、2005年9月高金素梅立法委員が「日本が台湾原住民を強制的に高砂義勇隊に参加させるなど原住民を迫害した」として、ニューヨークの国連本部での反日抗議活動のため台湾を出発する際、見送りに訪れ、3000米ドルの寄付を行っている。

2005年9月3日に中国の胡錦涛国家主席が「日本が台湾を侵略占拠していた50年間、台湾同胞は絶えず反抗し、65万人が犠牲となった」と根拠の無い演説をした直後の2005年10月台北二二八記念館にて「日本の台湾統治50年間で、計65万人余りの台湾人が殺害された」とそのまま引用してスピーチした。

2006年4月、士林にある「学務官僚遭難之碑」を問題視した。同年秋には国民党本部ビルに「抗日戦争勝利60周年記念」の垂れ幕を掲げた。
この一連の姿勢は2006年7月の訪日時に日本側の議員や記者の注目を集めた。

また治安面に関しても2002年1月、台北市などの風俗スポットを紹介したガイドブック『極楽台湾』(日本の司書房)に対して抗議を行い、買春目的容疑の日本人を逮捕するなど売春の需要側として警戒しているようにみせたが、その実、総統になってからは売春を合法化するための運動を支持。かっての赤線地帯は復活に向かっている。

一方で総統候補になってからは従来の強硬な姿勢を軟化させつつある。南京大虐殺問題・尖閣諸島問題などの歴史認識については「許せるが、歴史は忘れない」など間接的な表現に留めている。
さらに、総統候補として日本を訪問した2007年11月21日、同志社大学での講演では「19世紀、20世紀の亡霊はもう過去のことだ」「過去は白と黒以外にグレーもある」などと述べるなど、日台関係を強化する必要を強調した。

2006年には一度否定的な意見を述べた日米安保条約も支持するなど歩み寄りの姿勢を示している。
それでも、日本の政界やマスコミにはその真意を疑う声は根強く、「反日派」疑惑の払拭に至っていない。そのほか、従軍慰安婦問題についても日本は謝罪すべきとの発言を繰り返している。

2000年からはじまった台湾の元従軍慰安婦による対日訴訟運動や台湾婦女救援基金会にも積極的に関わっており、2008年には元従軍慰安婦8人と会談した。

2010年12月26日には台北市文化局と台湾婦女救援基金会が主催した、従軍慰安婦対日訴訟に関する特別展でも「日本政府は歴史の過ちに対して謝罪する責任を持つ」と発言している。

 血は争えない。

台湾 漁船

2012.9.25、台湾漁船団40隻と台湾巡視船8隻が尖閣諸島へ不法侵入すべくやってきた。
これに対し、日本の巡視船は台湾漁船に対して放水し、退航させたが、共同通信の掲載写真を見る限り、台湾巡視船(手前)は、日本巡視船(上から3隻目)に対して放水を行っている。水鉄砲の戦いか。

 

[ 2012年9月25日 ]
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