近鉄松下百貨店(周南市)/2月末閉鎖へ
近鉄百貨店子会社の近鉄松下百貨店(山口県周南市)は、売上低迷が続き、赤字が累積していることから、来年2月末をもって閉店すると25日、安井洋一社長が発表した。
「近鉄松下百貨店」は、周南市のJR徳山駅近くに昭和37年に創業、約50年にわたり営業を続け、地域の中核商業施設として、平成4年のピークとなる売上高は約118億円を売上計上していた。
しかし、その後は長期にわたる景気低迷に加え、郊外型ショッピングセンターとの競争が激しくなり、本年2月の決算では約47億円の売上高まで減少、3年連続で赤字を計上していた。
そうしたことから、25日の役員会で、来年2月末に閉店して会社としても解散することを決議したという。
閉店に伴い約160人の従業員は全員解雇される。建物の再利用はまだ決まっていないという。
近鉄松下百貨店の2012年2月期の売上高は約47億円、3年連続の赤字決算で純損失6億41百万円、累積赤字は11億27百万円。
[ 2012年9月26日 ]
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