国交省が発表した８月の住宅着工戸数は、７７，５００戸（前年同月比５．５％減）、
季節調整済年率換算値で８８．８万戸（前月比２．１％増）となった。
・東日本大震災発生後に低下したマインドの改善等により、昨年７、８月と着工が好調であったことから、本年は、持家が２ヶ月連続、貸家が２ヶ月連続で前年同月の水準を下回り、総戸数も前年同月の水準を下回った。
しかしながら、季節調整済年率換算値（８８．８万戸）は平成23 年度全体の戸数（８４．１万戸）を上回っていることから、持ち直しの動きは緩やかながら継続しているとみられる。
・ 今後の先行きについては、雇用・所得環境の推移、東日本大震災からの復興状況、建設労働者の需給状況等を引き続き慎重に見極める必要がある。