アイコン 東急電鉄 スキー場から撤退へ/子会社白馬観光を日本スキー場開発に譲渡

東京急行電鉄は28日、連結子会社である白馬観光開発(株)の株式を、日本スキー場開発(株)に譲渡することについて合意したと発表した。


1.譲渡の理由
白馬観光は、1958年に設立され、長野県北安曇郡白馬村および小谷村において、八方尾根、栂池高原、岩岳の3地域でスキー場を経営しており、近年の経営環境の変化に対応すべく経営効率化を推進してきた。
東急電鉄は、連結収益の最大化を目指すべく、「地域の生活価値を創造し続ける事業展開」を基本戦略とする中期3か年経営計画を策定し、「東急沿線が選ばれる沿線であり続ける」「“ひとつの東急”として強い企業集団を形成する」という2つのビジョンの実現に向けた施策を実施している。
東急電鉄は、これらの取り組みの一環として白馬観光の今後の事業戦略について検討してきたが、長野県内にも複数のスキー場を運営している日本スキー場開発との事業上の相乗効果を発揮し、白馬観光の事業基盤を強化していくことが適切であると判断、東急電鉄グループが保有する白馬観光株式を日本スキー場開発に譲渡することを決定した。

2.譲渡する子会社の概要
(1)商号 白馬観光開発株式会社
(2)設立年月日 1958年7月4日
(3)主な事業の内容 索道業(=スキー場)、旅館業、食堂業、旅行業
(4)従業員数 124名(うち正社員76名) (2012年8月31日現在)
(5)資本金 240百万円(2012年3月31日現在)

3.譲渡方法の概要
(1)白馬観光の増資新株式引受:白馬観光が第三者割当増資を実施し、東急電鉄が発行新株式の全部を引受ける。
(2)当社子会社保有の白馬観光株式の買取:東急電鉄の子会社が保有する白馬観光株式を東急電鉄が買い取る。
(3)株式譲渡
(1)(2)で取得した株式も含め、東急電鉄が保有する白馬観光株式の全部(1,832,561株、95.46%)を日本スキー場開発へ譲渡する。

4.日本スキー場開発の概要
(1)商号 日本スキー場開発株式会社
(2)代表者 鈴木 周平
(3)本店所在地 東京都千代田区丸の内1丁目5番1号新丸の内ビルディング
(4)設立年月日 2005年12月22日
(5)主な事業の内容 索道業、コンサルティング業

5.譲渡の日程(予定):2012年 9月28日 株式譲渡契約書締結
(東急電鉄-日本スキー場開発間)
株式譲渡日:2012年11月1日

[ 2012年9月29日 ]
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