アイコン ビックカメラ/コジマの8月業績予想発表 ビックラ

ビックカメラは、一所懸命ベスト電器の再建へ向け、経営資源を投入してきたが、台所市場 もあり、ジリ貧を続け、財務体質強化を図りたいベスト電器の増資を引き受けなかったと思われ、ベスト電器をヤマダ電機にさらわれてしまった。しかし、ビッ クカメラは返す刀でコジマを傘下に納めた。バブル時代から平成8年頃まで共に家電量販店の日本一の売上高を誇ったベスト電器とコジマに昔の面影はなく、今 や負組に至り、ベスト電器はヤマダ電機傘下、コジマはビックカメラの傘下となっている。

コジマの5ヶ月間(4月~8月)の連結業績予想:売上高1264億00百万円、営業利益▲30億20百万円、▲30億30百万円、当期利益▲152億00百万円。コジマの平成24年8月期(個別)は、売上高は昨年7月24日の地デジ移行に伴う特需の反動減による影響を受け、TVなどの映像商品が想定よりも下回る結果となった。

また、利益面では継続して経費削減に努めたものの売上減少に伴う利益の減少を補いきれず経常利益は▲29億70百万円となった。当期純利益は、特別損失を計上したことにより▲151億50百万円となったとしている。

ビックカメラは、ベスト電器が抜本的経営改善に向けダダを捏ねていたベスト電器の役員人事まで介入して改善を図っていたが、その手法がコジマでも採用されるものと思われる。そのため、店舗見直しによる特損計上が今後増加すると予想される。

なお、ビックカメラの7月11日時点における8月決算の連結業績予想は、売上高5300億円、営業利益90億円、経常利益110億円、当期利益70億円となっており、その後修正されていない。(ビックカメラは2012年6月26日にコジマを傘下に納めている)

ビックカメラのビックロ効果は嬉しいが、コジマを抱え込みビックラにならないようにしてもらいたいものだ。
 

[ 2012年9月29日 ]
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