アイコン 川内原発死傷事故は九電のデタラメ手順書が原因だった 8人書類送検

鹿児島県警は13日、九州電力川内原子力発電所で2010年1月29日、定期 検査中の1号機タービン建屋電気室で、アースを配電盤の停電した部分に取り付けようとして放電、男性が死亡し、九電社員ら6人が重軽傷を負った死傷事故 で、安全措置が不十分だったとして、九電の当時の管理職を含む計8人を業務上過失致死傷などの疑いで鹿児島地検に書類送検する方針を固めた。

通常は配電盤すべての電源を切るが、九電は一部が通電していても作業可能とする手順書を作成。完全に電源を切るよう求める声も出たが、九電側が手順書通りに作業させたという。そのため、停電部分の5.3センチ下にある通電部分に接触、電流がショートしたのが原因とみられる。

09年の川内原発2号機の定期検査でも、同じく配電盤の一部を通電して作業したが、この時は現場担当者が注意して事故を防いだという。

業務上過失致死傷容疑で書類送検するのは、九電川内原子力総合事務所の当時の課長2人と社員5人。九電の関連会社「西日本プラント工業」社員で死亡した現場責任者の男性(当時29)も、容疑者死亡のまま業務上過失致傷の疑いで書類送検するという。

一番安全が問われる原子炉建屋で、安全面からデタラメな作業手順書を作成し、作業手順書通りに作業させていたという恐ろしい九電の原発担当者たちである。普通、どんなに考えても電源を切って作業するだろう。


 

[ 2012年11月13日 ]
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