京セラ/中間期 円高及び米環境汚染対策支出で減益へ
同社は中間期について、当期6ヶ月通算の平均為替レートは、対米ドルは前年同期の80円に比 べ1円(約1%)円高の79円、対ユーロは前年同期の114円に比べ13円(約11%)円高の101円となった。この結果、前年同期に比べ売上高は約 125億円、税引前四半期純利益は約55億円押し下げられた。
この円高の影響や、産業用及びデジタルコンシューマ機器向けの部品需要が伸び悩んだことに加え、海外でのソーラーエネルギー事業や通信機器関連事業の売上高が前年同期に比べ減少した。
しかし、平成24年2月に液晶ディスプレイメーカーのオプトレックス㈱(現 京セラディスプレイ㈱)を連結子会社化したことが貢献し、当期6ヶ月通算の連結売上高は、前年同期の6,042億68百万円に比べ41億63百万円(0.7%)増加の6,084億31百万円となった。
一方、利益については、米国子会社のAVX Corporationが、米国マサチューセッツ州ニューベッドフォード湾の環境汚染浄化に係る費用として213億円を計上したこと、及び、円高の影響を主因に、前年同期に比べ減少した。
営業利益は、前年同期の677億63百万円に比べ▲418億72百万円(▲61.8%)減少の258億91百万円、税引前四半期純利益は、前年同期の755億65百万円に比べ▲398億33百万円(▲52.7%)減少の357億32百万円、当社株主に帰属する四半期純利益は前年同期の467億68百万円に比べ▲213億97百万円(▲45.8%)減少の253億71百万円となったとしている。
通期では、株主利益は▲5.5%減にとどまる見通しである。
米国基準 連結/百万円
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売上高
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営業利益
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税引前利益
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株主利益
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12年3月期第2四半期
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604,268
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67,763
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75,565
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46,768
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13年3月期第2四半期
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608,431
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25,891
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35,732
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25,371
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前年同期比
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100.7%
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38.2%
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47.3%
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54.2%
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13年3月期予想
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1,320,000
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100,000
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115,000
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75,000
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12年3月期実績
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1,190,870
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97,675
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114,893
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79,357
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11年3月期実績
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1,266,924
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155,924
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172,332
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122,448
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10年3月期実績
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1,073,805
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63,860
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60,798
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40,095
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13期予想/12期比
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110.8%
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102.4%
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100.1%
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94.5%
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