アイコン 文化勲章受章者 発表!勲章・褒章の種類と人物を知ってますか?

文化勲章受章者 発表!勲章・褒章

長崎新聞今年度の文化勲章の受章者として、ノーベル化学賞で話題の鈴木章さんと根岸英一さん、建築家の安藤忠雄さん、演出家の蜷川幸雄さんら7名が選ばれました。順当な受章です。

11月3日(文化の日)には文化勲章などの勲章・褒章の授与が行われます。授与の様子はニュースなどで見たこともあると思いますが、実際にどんな勲章・褒章があるのか、そしてどんな人物が授与されるのか、あまり知られていません。

中には表向きは地域の名士みたいな顔をして反社会的な勢力を使い一部上場の企業を脅したり、外国企業に威圧を掛けるような企業のトップが選ばれたりするわけです。商工会議所の副会頭に就任し元知事の参議院選挙を手伝ったりして権力に媚、諂い県民を欺いています。そんな企業のトップが黄綬褒章だそうです。法律では裁かれないかも知れませんが、社会正義の面から許すことはできません。まして暴力団新法には間違いなく抵触する事案であります。田中慶秀は大臣を辞職しました。勲章受章など論外です。

勲章・褒章には、次のようなものがあります。

【勲章】
●旭日章(きょくじつしょう)、瑞宝章(ずいほうしょう)
国家又は公共に対し功労のあった人に授与されます。
旭日章は、顕著な功績を挙げた人、また瑞宝章は公務等に長年にわたり従事し、成績を挙げた人に授与されます。
それぞれに、大綬章・重光章・中綬章・小綬章・双光章・単光章の6種類があります。

●大勲位菊花章(だいくんいきっかしょう)、桐花大綬章(とうかだいじゅしょう)
旭日大綬章又は瑞宝大綬章を授与されるべき功労より優れた功労のある人に授与されます。
大勲位菊花章には大勲位菊花章頸飾(だいくんいきっかしょうけいしょく)と大勲位菊花大綬章(だいくんいきっかだいじゅしょう)の2種類があります。

●文化勲章
文化の発達に関し特に顕著な功績があった人に授与されます。

※上記の他に、外国人に対する儀礼叙勲等特別な場合に、女性のみに授与される勲章として宝冠章があります。

【褒章】
●紅綬褒章(こうじゅほうしょう)
自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した人に授与されます。

●緑綬褒章(りょくじゅほうしょう)
自ら進んで社会に奉仕する活動に従事し徳行が顕著な人に授与されます。

●黄綬褒章(おうじゅほうしょう)
業務に精励し衆民の模範となっている人に授与されます。

●紫綬褒章(しじゅほうしょう)
学術、芸術上の発明、改良、創作に関して事績の著しい人に授与されます。

●藍綬褒章(らんじゅほうしょう)
公衆の利益を興した方又は公同の事務に尽力した人に授与されます。

●紺綬褒章(こんじゅほうしょう)
公益のため私財を寄附した人などに授与されます。
(参考・出典:内閣府ホームページ )

「紫綬褒章」は、よく芸能人の受賞がニュースで伝えられているので聞き覚えがあるのではないでしょうか。今年の春の褒章では演歌歌手の都はるみさん、2009年秋の褒章では歌手の中島みゆきさん、作曲家の久石譲さんなどが受章者として選ばれ、話題になりました。

ちなみに、これらの勲章・褒章は内閣府賞勲局からの依頼を受けて、造幣局が製作しているそうです。独立行政法人造幣局のサイトでは、勲章・褒章の製作過程を動画で見ることができ、ひとつひとつ手作業で丁寧に作られている様子がよくわかります。


勲章・褒章授与のメインである春秋叙勲と春秋褒章は、毎年4月29日と11月3日の年2回です。また、11月3日には年に1回の文化勲章の授与も行われます。

では、勲章・褒章の受章者はどのように選ばれるのでしょうか。
春秋叙勲での受章者は毎回おおむね4000名、褒章の受章者は毎回おおむね800名とされています。
共に、衆議院議長、参議院議長、国立国会図書館長、最高裁判所長官、内閣総理大臣、各省大臣、会計検査院長、人事院総裁、宮内庁長官及び内閣府に置かれる外局の長が受章者を選考して、内閣総理大臣に推薦します。

春秋叙勲については、選考の対象になる条件として次のようなものがあげられています。
(1)70歳以上の者
(2)55歳以上の者で次のア又はイに該当するもの
  ア 精神的又は肉体的に著しく労苦の多い環境において業務に精励した者
  イ 人目につきにくい分野にあって多年にわたり業務に精励した者

文化勲章の受章者は、今年度は7名ですが、毎年度おおむね5名とされています。文化功労者のうちから文部科学大臣が選考し、内閣総理大臣に推薦します。

そこそこのメンバーに推薦され、選出された名誉ある勲章・褒章の受章者の筈でした。
秋の勲章・褒章はどのような人に授与されるのでしょうか。発表が楽しみですね。将来は国営の諫早湾干拓営農地に親族を不正に入植させた衆議院議員の谷川弥一とか谷川と親族で参議院議員に成り下がっている金子原二郎みたいな人物も受章するんでしょうね。勲章の価値が益々下がる一方です。

[ 2012年11月 4日 ]
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