その麻生グループの中核企業が（株）麻生である。当社の親会社も62.1％株を持つ同社であるが、直接は病院経営・建築資材販売・不動産事業など営み、子会社群の持株会社でもある。しかし、今でも同社グループで大きな価値があるのは病院と学校だけともいえる。

麻生家では長男が政治家に、次男が実業を引き継ぎ、麻生太郎元首相も（株）麻生の大株主である。（株）麻生の会長は、麻生太郎元首相の弟である泰氏で、泰氏の長男の巌氏が社長を務めている。巌氏は東京支社長も兼務しており、お仲間とのお付き合いよろしく、ドワンゴの社外取締役を社長になってもまだ務めている。

麻生太郎元首相の長男はアメリカに留学していたが、今はどっかの商社にでも勤めているのだろう。当然、麻生太郎氏（地盤：筑豊）の地盤を引き継ごうが、まだ福岡では古賀まこと先生（地盤：筑後）との確執があり、県会議員や知事職・政令指定都市市長に対する影響力で競い合っている。しかし、県知事選のように麻生氏の思惑通り福岡政界は動いており、その巻き返しをはかっているのが古賀まこと先生という構図。英雄色を好むの山崎拓先生（地盤：福岡）が失脚し、両者とも実力者だけに、共に今議員は辞められない状況である。