小野建(福岡)/中間期 増収増益
鋼材商社の同社は当中間期について、
1、九州・中国エリアは、鋼材市況は下落したものの販売数量ならびに完成工事高の増加により外部顧客への売上高、利益とも増加した。その結果、外部顧客への売上高は369億13百万円(前年同期比1.8%増)、部門営業利益は8億57百万円(前年同期比32.1%増)となった。
2、関西・中京エリアは、鋼材市況は下落したものの販売数量が増加したことにより外部顧客への売上高は増加した。しかし、市況が軟調に推移したことによる在庫出荷分の利益率低下により利益は減少した。その結果、外部顧客への売上高は186億69百万円(前年同期比4.4%増)、部門営業利益は2億15百万円(前年同期比▲8.4%減)となった。
3、関東・東北エリアは、販売数量は前期に対し1割程度の増加となったが、鋼材市況の下落により外部顧客への売上高は減少した。損益面は、市況が軟調に推移したことによる在庫出荷分の利益率が低下したことにより減少した。その結果、外部顧客への売上高は139億9百万円(前年同期比▲6.7%減)、部門営業利益は2億30百万円(前年同期比▲62.8%減)となったとしている。
同社は輸入鋼材商社であり、特に建設用鋼材を扱っている。鋼材価格は国際相場がリードしており、中国の需要次第で大きく上下する。しかし、ここのところ中国も不動産バブルが崩壊し、欧州経済も悪化していることから、価格は低迷している。
同社は、低迷した鋼材価格を円高により更に安く輸入できるというメリットを有している。大きな保管ヤードを何ヶ所も有しているが、ただ、過大な在庫を持つと国際価格が高くなれば驚愕の利益を得る一方、価格下落時には大きなリスクを抱えることになる。
何れにしろ、国内鉄鋼メーカー系の商社より価格競争力を持っていることだけは間違いない。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第2四半期
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45,361
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4,108
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4,152
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2,246
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13年3月期第2四半期
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50,582
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4,890
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4,961
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2,733
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前年同期比
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111.5%
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119.0%
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119.5%
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121.7%
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13年3月期予想
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146,217
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2,953
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3,080
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1,903
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12年3月期実績
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147,942
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2,497
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2,646
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1,510
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11年3月期実績
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133,720
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3,270
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3,452
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2,160
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10年3月期実績
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116,074
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2,302
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2,492
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1,277
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13期予想/12期比
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98.8%
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118.3%
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116.4%
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126.0%
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