トヨタ/中間期 販売台数49%増 通期業績予想を上方修正
中国では痛い目にあっているが、尖閣反日以前に放映されたTV番組では、何故トヨタ社が中国で売れないのか、その苦悩と改善ぶりが放映されていた。トヨタは中国市場の販売戦略について大きな間違いを起こしていた。
トヨタの中国販売戦略は、奈落の底に陥っている日本家電業界の液晶TV世界戦略と同じであった。家電業界の世界市場戦争で、韓国勢に日本勢が何故負けたのか、その勉強も分析も教訓も得ていないトヨタの実態が浮かび上がっている。
それはすべて、膨大な市場を形成する一次取得者層をターゲットとせず、一握りの富裕層を対象にした高級品戦略の失敗であった。
番組では「トヨタの車はすばらしい。しかし、高い。」という消費者(中国)の声が、何回も紹介されていた。
中国を車でも成熟しつつある国などと判断するのは早計過ぎる。一次取得者が普及品を求めている市場に高級品を投入しても売れるはずがない。(ベンツも売れないように)
一次取得者層といっても中国人は、自己顕示欲が強よ過ぎ、それでいて安く、しかしデカく、それでいて燃費も良い車が求められている。
トヨタは、安価な小型車分野で販売台数を稼ぎ、中価・高級分野を併用すれば問題なかったが、中国人は既に金持ちだとの幻覚に陥り、トヨタは尖閣問題以前に、販売戦略を大きく間違えていたのが現実だ。
<中国共産党>
中国共産党18大会において、向う10年間中国のすべての権力を牛耳る国家主席と中央政治局常務委員7名が決定する。しかし、その内容は、薄熙来失脚で揺れ巻き返しをはかる江沢民派(上海幇)と太子党が、共青団1を圧倒するとされている。
(共青団トップの胡錦濤現国家主席は、軍部を先般の人事で掌握)。
来年早々開催される全人代までに、改めて中央政治局常務委員の勢力図が明らかになる。今のところ次期政権では、反日強行派が主導権を持つ可能性が高くなっている。次期国家主席の習近平副主席(太子党)は、最近意外と力がないと評されるようになってきている。
日本企業は中国の今共産党大会次第では、トヨタはじめ、それなりの覚悟が必要となり、来春の全人代まで目が離せない。
(世界の企業が進出しているとして、日本企業が中国を日本市場と同じと錯覚することそのものが異常であり、企業にあっては致命傷にならない範囲での投資及び取引しかできない相手国なのである=チャイナ・リスク)
<販売台数>
同社の4月~9月までの中間期の販売台数は合計で、451万6千台、前年同期比149万台(49.2%)増。日本での販売台数は119万2千台、同39万5千台(49.5%) 増、海外も332万4千台と、同109万5千台(49.1%)増となった。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第2四半期
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8,015,922
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-32,573
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-1,403
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81,581
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13年3月期第2四半期
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10,908,354
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693,750
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794,537
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548,269
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前年同期比
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136.1%
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672.1%
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13年3月期予想
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21,300,000
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1,050,000
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1,180,000
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780,000
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12年3月期実績
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18,583,653
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355,627
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432,873
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283,559
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11年3月期実績
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18,993,688
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468,279
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563,290
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408,183
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10年3月期実績
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18,950,973
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148,513
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291,468
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209,456
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13期予想/12期比
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114.6%
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295.3%
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272.6%
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275.1%
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[ 2012年11月 6日 ]
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