アイコン リンナイ/中間期 増収増益 豪では電熱貯湯式給湯器販売禁止

同社は中間期の業績について、世界の地域ごとに次のように説明している。

<日 本>売上高構成率70.0%
節電志向の流れは継続しており、省エネ性の高いガス給湯器「エコジョーズ」シリーズの普及拡大に加え、ビルトインコンロや給湯暖房機などを中心にガス機器の販売は堅調に推移した。また、電気とガスを組み合わせて熱効率を高めたハイブリッド給湯器や、ビルトインコンロとの連動性を活かしたレンジフードなど新しい商品群の売上が順調に伸びており、日本の売上高は799億63百万円(前年同期比2.7%増)となった。一方で、食器洗い乾燥機の点検・修理対応による費用の計上により、営業利益は73億24百万円(前年同期比▲6.4%減)となった。
 
<韓 国>売上高構成率8.8%
主力のボイラー販売が市場の買替需要によって好調を維持しているが、為替の影響により、韓国の売上高は101億13百万円(前年同期比▲3.8%減)となった。また、高付加価値商品であるボイラーの販売増などによって、営業利益は4億85百万円(前年同期比10.7%増)となった。
 
<アメリカ>売上高構成率4.6%
現地経済の回復遅れによって住宅や住宅設備機器の販売が低調に推移していることにより、給湯器市場全体の需要が停滞しているため、当社タンクレス給湯器の販売は減少し、アメリカの売上高は53億19百万円(前年同期比▲8.3%減)となった。また、コストダウンを図った新製品の導入効果で利益は改善方向にあるものの販売減の影響を受け、営業利益は30百万円(前年同期比▲86.9%減)となった。
 
<オーストラリア>売上高構成率6.6%
電熱貯湯式給湯器の販売禁止が進み、ガス給湯器販売は依然として堅調であるものの、昨年の学校向け暖房機の特需に対する反動によって、オーストラリアの売上高は76億33百万円(前年同期比▲16.7%減)、営業利益は16億23百万円(前年同期比▲31.1%減)となった。
 
<中 国>売上高構成率4.7%
上海地区をはじめとする都市部での販売は苦戦するものの、内陸部のインフラ拡大に伴うガス給湯器の需要増は勢いを継続しており、中国の売上高は54億71百万円(前年同期比2.7%増)。また、高騰していた材料単価が下落方向にあるなどコストダウンが進み、営業利益は4億21百万円(前年同期比153.2%増)となったとしている。
 
アメリカの住宅着工件数の増加が持て囃されているが、増加傾向にあるものの現実は一進一退のようだ。
アメリカの住宅着工件数推移
年月
年換算/千戸
2012年9月
872
2012年8月
758
2012年7月
728
2012年6月
754
2012年5月
706
2012年4月
747
2012年3月
706
2012年2月
718
2012年1月
720
2011年12月
697
2011年11月
708
2011年10月
630
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年3月期第2四半期
114,274
11,516
12,377
6,575
13年3月期第2四半期
114,216
10,602
11,514
7,473
前年同期比
99.9%
92.1%
93.0%
113.7%
13年3月期予想
257,000
28,000
29,000
19,000
12年3月期実績
246,636
26,634
28,907
16,807
11年3月期実績
239,436
25,238
26,824
15,510
10年3月期実績
226,117
20,392
21,481
11,642
13期予想/12期比
104.2%
105.1%
100.3%
113.0%
 
[ 2012年11月 6日 ]
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